国民的美少女グランプリ・井本彩花が「大人の男女の激しいバトルを描いたドロドロ劇」で連ドラ初出演
11月10日(土)スタートの木村佳乃主演土曜ナイトドラマ「あなたには渡さない」(毎週土曜夜11:15-0:05、テレビ朝日系)で、木村演じる上島通子と、萩原聖人演じる旬平の娘・優美を、「第15回全日本国民的美少女コンテスト」グランプリの井本彩花が務めることが分かった。
1996年に刊行された連城三紀彦の小説「隠れ菊」が原作の同ドラマは、「決して負けたくない」との思いで戦う女性たちと、その渦中に巻き込まれ消耗していく男たちの激しくも美しい愛憎劇。
料亭の御曹司で板長を務める旬平(萩原)のもとに嫁ぎ、20年間専業主婦として夫を支えたきた通子(木村)。彼女が、突然現れた旬平の愛人と名乗る女・多衣(水野美紀)に離婚届を突きつけられるところから物語が始まる。
井本が演じる優美は、母・通子との距離感に息苦しさを感じ、最近では通子との対話を敬遠しがちな思春期真っ盛りの高校生。
両親の離婚後、優美は通子と共にそれまで暮らしていた家を出てアパート暮らしを始める。最初は反発心をあらわにする優美だが、料亭を立て直そうと孤軍奮闘する通子の背中を見つめるうちに、徐々に心境が変わっていく。
複雑な感情を抱える優美を演じる井本は「その複雑さを表情や動きできちんと表現できるようになりたいです。優美は少し暗い性格の女の子ですが、お母さんの通子はすごく芯が強くて明るい女性なので、そのDNAを受け継いだ娘として、暗いだけではない、通子のような明るさも併せ持つ女の子であるように表現しないといけないなと思っています」と難しい役どころに奮闘している。
今作が連続ドラマデビューとなることについて「最初に聞いた時は本当にビックリしました」と言いながらも、「自分にできるのかとても心配でしたが、台本や原作を読み込んで役を理解していくうちに、少しだけ自信がつきました」と女優としての第一歩を踏み出したことに手ごたえを得ている様子。
実年齢14歳ということもあり、「『私がこの大人の作品に入っていいのかな(笑)』って思いました。大人の男女の激しいバトルを描いたドロドロ劇の中で、私が演じる高校生・優美役をどう演じていこうか、すごく考えています」と大人な愛憎劇の中で自身の役を模索中であることをうかがわせる。
母親の通子を演じる木村の印象について「すごく明るくて気さくで、優しい方でした。撮影の合間にたくさん話し掛けてくださったおかげで緊張もほぐれました。木村佳乃さんに『失敗を恐れずに何でもやっていいよ』という言葉をいただけてうれしかったです」と、現場でも母親のように支えてくれていることを明かした。
優美の行動も鍵になるという今作で、高校生の少女がどのように成長していくか注目だ。