高畑淳子主演の昼ドラ「天使の代理人」が、9月6日(月)からフジ系で放送することが決定した。
同作は、山田宗樹原作の同名小説をドラマ化したもので、命にまつわる現場を舞台に、命と向き合う人々を描いていく。高畑演じるノンフィクションライター・吉村翔子は、ドラマのオリジナルキャラクター。現代社会に鋭く切り込む吉村のルポルタージュは定評があり、そんな翔子が取材対象に選んだのは、中絶しようとする妊婦を説得する組織「天使の代理人」の代表で、元助産師の桐山冬子(市毛良枝)。産むことだけが必ずしも正しいとは思わない翔子と、人工中絶に深い疑念を抱く冬子の過去を交錯させながら、新しい命にまつわる8つのエピソードをオムニバス形式で展開する。
9月6日(月)〜14日(火)のエピソード1では、結婚5年目に授かったわが子を、同姓同名患者の取り違えという医療ミスにより失ってしまう女性を星野真里が演じる。また、9月15日(水)〜21日(月)のエピソード2では、磯野貴理が、妹を妊娠させた相手が自分の夫だったという現実を目の当たりにした女性を演じる。以降、床嶋佳子、小沢真珠、貴城けいらがエピソードごとの主演を務める。
高畑は「わたしとしては、今回の“生”と“性”を舞台にした、矛盾をはらみつつ生きている、少々危なっかしい部分も含んだ『天使の代理人』というドラマに、大いに胸躍らせております」と、作品への期待を明かした。一方、市毛は「“懐妊”は、女性にしかできない女の一大事。命をはぐくみ、寄り添い、やがて巣立ちを見送る。その中で、一度しかない自分の人生をどう生きるのか。出産を通じて、また熱く思考を重ねる夏になりそうです」と意気込みを語った。
さらに、エピソード1の主演を務める星野は「昼ドラなのにオムニバスという形式、そして扱うテーマの大きさ、重さ。いろんな意味でとても挑戦的であり、冒険となる作品だと思います。そして、その新たな試みに参加させていただけることを大変うれしく思っています」と、出演の喜びを語った。
9月6日(月)スタート
毎週月〜金曜昼1:30-2:00 フジ系で放送