12月23日(木)から公開される映画「相棒 劇場版II」の製作発表会見が8月9日、都内で行われ、水谷豊、及川光博、益戸育江らレギュラーキャストと、ゲスト出演者の小西真奈美、小澤征悦、國村隼、宇津井健、監督の和泉聖治が登壇した。
同作は、'00年6月に単発ドラマとして始まり、その後、連続ドラマとしてシリーズ化され、10月からは「season9」もスタートする人気ドラマシリーズの劇場版第2作。頭脳めいせきな警視庁特命係係長の杉下右京(水谷)が、相棒とタッグを組み、難事件を解決していく姿を描く。ドラマ「相棒season8」から登場した新たな相棒、神戸尊(及川)が、引き続き同作にも出演している。
水谷は、劇場版2作目について「前作のDVDを立てて置いてたら、『寂しい』って言ってる気がして、2つ並んだ方がいいのかなと思い、2をやりたいと(笑)」とジョークを飛ばした。
及川は、「season8」から水谷と共演した感想を「7カ月間、来る日も来る日も水谷さんと同じ空気を吸うのは貴重な体験でした。そのうち言葉がなくても通じ合う部分が出てきて、時の流れって人を変えていくんだなと実感しました」と、しみじみと明かした。
今回、警視庁総務部装備課主任・朝比奈圭子役として出演した小西真奈美は、「銃を使うシーンがあり、映画を見ている方に手慣れてないと思われるのが嫌だったので、撮影前に銃とホルダーをお借りして練習しました」と役作りの苦労を告白。そんな小西について及川は、「明るくて、いいにおいがしました。あ、普段の現場がしないって意味じゃないですよ(笑)」と冗談を交えて話すと、水谷も「小西さんはこの役をやるために生まれてきたような方。役なのか本人なのか、区別がつかない雰囲気でした」と小西の入念な役作りをねぎらった。
また、気になるストーリーについて、水谷は「事件の発端に、今までの『相棒』ではなかったような、かなりすごいことが起きます」と大胆発言。及川も「言えないけど、すごいアクションがありますよ」と続けた。和泉監督も気合十分に「10年間の結晶です。フィリピンロケで、日本では撮れないものを撮りに行ってきます。きっと見ている皆さんから拍手をしてもらえるんじゃないかと。ゲストにも危険なことをやっていただきました」と見どころを力強くアピールした。
12月23日(木・祝)から全国ロードショー