織田裕二、鈴木保奈美に「27年前とまったく変わらず、僕にとっての“戦友”です」
鈴木保奈美コメント
――織田裕二さんと27年ぶりの共演となりましたが?
私は今日がクランクインで、とりあえず1シーンだけの共演でしたが、織田さんが気を遣って下さって、撮影の状況などを説明してくれました。
裏話のようになってしまうのですが、台本に書かれていることを役としてそのまま演じ合うのと、演じられる相手の俳優さんがどういう考えやバックグラウンドを持ってお芝居をされているのかを理解した上で共演するのとでは全然違うということに、改めて気づかされました。
――撮影の合間に、織田さんと談笑されていましたが?
織田さんの今回の作品に対するスタンスや思い入れを、ひしひしと感じました。織田さんは原作のアメリカ版「SUITS」をとても熱心に研究されていて、私同様に何よりも原作ドラマのファンでした。 「(原作ドラマの)まねしていい部分とまねしちゃいけない部分のさじ加減をどうしていきましょう?」なんてお話をさせていただきました。これからドラマを作り上げていく上で、織田さんも私も原作ドラマファンというのは、いい意味での共通項だと思っていて、これから“同志”として頑張っていけたらいいなと。
――フジテレビでは「東京ラブストーリー」を再放送中ですが?
セットの撮影中に、控室のテレビでビフォー(27年前の「東京ラブストーリー」)アフター(現在撮影中の「SUITS/スーツ」)を、リモコンのボタン一つで切り替えられるなんてひどいですよね(笑)。個人的に、自分自身の過去の作品を見返すことはないので、こんな仕打ちを受けるなんてショックです(笑)。
よりによって、クランクインの日が「東京ラブストーリー」再放送の初回とかぶるなんて(笑)。今日がクランクインということで、実は朝の4時に起きてしまうくらい緊張していたのに、本当にひどい仕打ちです(笑)
――ドラマを楽しみにされている方々へのメッセージ
はっきり言ってまだまだ手探りですが、この“手探り”がきっといい方向にいくと思いますし、いい方向にしようという熱量は私だけではなく、キャスト・スタッフ全員が持っているので、ぜひご期待いただけたらと思います。