ハロプロの外、手探りで進んでいった演劇の道
――今ハロー!プロジェクトでは昔以上に演劇に力を入れていて、モーニング娘。の後輩では工藤遥さんが卒業後、戦隊もので頑張っていて、℃-uteの矢島舞美さん、中島早貴さん、Berryz工房の須藤茉麻さんなど、演劇に進んだ方も多いです。そういう後輩の姿を見てどう思いますか?
時間がなくて見に行けてないんですが、「次、矢島がこれに出るよ」「須藤がこれやるよ」とかは教えてもらってるんですよ。私が一度出ていた舞台に後輩が出ることもあって、そういうのは繋がっていってる感じがしてすごく嬉しいですね。
私が卒業した時って、本格的に演劇に進んだ子はいなくて、ハロプロを出た後はバラエティとかでのタレント活動がほとんどだったんですよね。だから演劇に進みたいと言った時、会社もどうしていいか分からない感じがありました。
――外部作でいうと高橋愛さんと、小川麻琴さんが何本か。真野恵里菜さんがハロプロの活動と並行してドラマと舞台を何本か。
愛ちゃんはミュージカルで、演劇でというと、本当に真野ちゃんがその後にっていうくらいだったんじゃないかな。最初は自分でも手探りの感じでしたけど、会社も応援してくれたので、それも頑張れた(理由の)1つですね。
――ちなみに、生田衣梨奈さんは新垣さんの舞台をよく見に来てくれているみたいですね。
生田、来てくれますね。モーニングの活動で忙しいだろうに、1つの舞台を3回も見に来てくれたこともあって。そういうのは舞台をやっている側からするとすごく嬉しいです。
映像は「ここを見てください」と言いやすいですけど、舞台は生のお芝居、1つの瞬間に対し、全体であったり、1人の芝居であったり、見どころが色々な部分にあるので、二度三度と見てもらいたいんですよね。
――ないとは思うんですが、もし生田さんから女優の道に進みたいと相談されたらどうしますか?
ないと思うって、そんな(笑)。私はいいと思いますよ。お芝居だけが女優ではないし、あの子はアクションができるし、格好良く決まるから、アクション女優はありじゃないですか。彼女からそういう話は全然聞いたことないですけどね(笑)。でも、舞台を見るのはすごく好きみたいですよ。
――では改めて、「みどり色の水泡にキス」上演に向けての言葉をお願いします。
いつもは稽古が終わって「よし、いけるぞ」って自信が付いてから知人や皆さんをお誘いするんですが、今回は今の時点で「絶対見に来てください!」と自信を持って言える作品です。「キ上の空論」の独特な空気感と、岐阜弁も珍しいところなので注目してほしいです。
――岐阜弁はどういうものなんですか?
ちょっとイントネーションが違うのと、語尾が「やお」「やもんで」とかになるんですよ。私も「キ上の空論」で初めて知ったので、勉強をしながら台詞を入れている最中です。あと、今回「キ上の空論」にしては珍しく映像の演出も入るんですよ。シリーズを見てくれている方にも新鮮な舞台になると思います。私たち役者と一緒に日常のお芝居を楽しんでいただけたら嬉しいです。
「キ上の空論#9 みどり色の水泡にキス」は10月17日(水)から10月24日(水)まで、東京・池袋のあうるすぽっとにて上演。新垣は11月17日 (土)に全国ロードショーを開始する村上虹郎、広瀬アリス主演の映画「銃」にも出演している。
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■舞台「キ上の空論」
10月17日(水)~10月24日(水)東京・あうるすぽっと
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■映画「銃」
11月17日(土)全国ロードショー
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