――米倉さんとの関係性も素敵ですね。
米倉さんとは映画「交渉人 THE MOVIEタイムリミット高度10,000mの頭脳戦」(2010年)でご一緒させていただいたんですけど、当時まだ東京に出てきて間もなかった頃の僕をすごくかわいがってくださって。「歯医者ならここがいいよ~」と教えていただいたことも(笑)。
米倉さんだけじゃなくスタッフの皆さんも本当によくしてくださって、ご飯にも一緒に連れて行っていただきました。本当に思い出深いチームであり現場だったので、米倉さん以外のスタッフの皆さんともまた一緒にお仕事ができて、すごくうれしかったです。
――小鳥遊からは「ポチ」と呼ばれてしまう青島ではありますが…。
愛称で呼ばれるのは何だか特別感があってうれしいです(笑)。すぐなじみました。お芝居でも米倉さんのテンションに合わせて、感覚的に付いていけるようにしようと思っています。
――現場の雰囲気はいかがですか?
皆さん本当に心強いです。同時に何を仕掛けてくるか分からない部分も多く(笑)。青島はそれを受け止める側なのですが、すごく楽しいです。
――林さんが思う今作の魅力とは?
まずは小鳥遊翔子さんという誰も見たことがなかった主人公が、何を見せてくれるのかというワクワク感があります。
扱う内容も実際にあるような事件を扱っていますし、世の中のルールがどんどん厳しくなっている中で「信じるものは何なのか?」という、“踏み込んでいる部分”もあります。
事務所のメンバーは個性的過ぎて、みんなで演じながら「こんな事務所で本当に大丈夫なのか!?」と言ってはいるんですけど(笑)、“人を救いたい”という思いはみんな同じように持っています。
頼りない弱小弁護士事務所の人たちが、世の中の闇に対して何をするのかとワクワク感も楽しんでいただけたらと思います。僕も世の中の流れを見極めつつ、自分の役割を全うしたいと思っています。
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