よく刑事ドラマを見ていると「いいか! 徹底的に●●を調べろ! 解散!」や「必ず、ホシを挙げる!」など、上司の発した言葉を受けて気持ちよく「はい!」と返事をする、バリバリタテ社会な描写がある。この感じがとても気持ちいい。
最近では、重要な相談事ですらもチャットや、某コミュニケーションアプリなどで堂々としてくる若者が多く、逆にこちらから面と向かってお願いしたり、指示したりしても「え~、それ必要ですかぁ~?」とか、ふにゃふにゃとした返事を返されてしまうこともしばしば。
それっておかしくない?と思いつつも、ちょっと注意しようものならハラスメントだ!と騒ぎ立てる。実におかしな世の中になったものだ。
さて、おかしなといえば……って強引におあつらえ向きの展開に持ってきたが、刑事の中にもおかしな人がいるようで。
各局で放送されているドラマやバラエティー、アニメなどを事前に完成DVDを見て、独断と偏見とジョークに満ちたレビューで番組の魅力を紹介する、WEBサイト・ザテレビジョン流「試写室」。
今回は10月21日(日)に放送される「おかしな刑事スペシャル」(夜9:00-11:05、テレビ朝日系)を取り上げる。
本作は、伊東四朗がたたき上げの刑事・鴨志田新一を、羽田美智子が娘でエリート警視の岡崎真実という、凸凹父娘コンビを演じる「おかしな刑事」シリーズ最新作。
第18弾となる今回は、女性記者が包丁で刺殺される事件をきっかけに、凸凹父娘コンビが殺人事件に隠された切ない真相と背後に潜む巨悪を暴く。
「おかしな刑事スペシャル」あらすじ
鴨志田新一(伊東)は、警視庁東王子署の警部補。別れた妻との間にもうけた娘・岡崎真実(羽田)は警察庁刑事局のエリート警視だが、鴨志田と真実が実の親子だということは、2人の職場の人間は誰も知らない。
東王子署管内の公園で、新聞社の文化部記者・長谷部薫(岩橋道子)が刺殺された。第一発見者は実演販売員の元夫・相川裕治(深沢邦之)で、現場からは財布や携帯電話、パソコンなど所持品が全て入った薫のバッグが、こつ然と消えていた。
目撃者によると、悲鳴を聞いて駆けつけたところ、相川は仰向けに倒れた被害者に馬乗りになっていたという。その上、凶器の包丁は相川が実演販売している商品であり、相川の指紋しか検出されなかったことから、捜査員たちは相川を疑う。鴨志田は凶器の指紋が不自然に付着していることに気付いたが、相川は逮捕、起訴されてしまう。
調べを進める中で、事件の2週間前に、薫が住んでいたマンションに空き巣が入った事実が浮上。犯人は薫の所持品が目当てだったのではないかと、鴨志田は考え始める。そのころ、相川は国選弁護人の武井昭一(正名僕蔵)を解任。
代わりに着任したのが大物弁護士・久保丈太郎(大和田伸也)だった。しかも、これまで一貫して犯行を否認していた相川は、裁判に入ったとたん罪を認める。これには鴨志田も武井も疑念を抱くが、真実もまたこの事件に興味を持っていた…。
10月21日(日)夜9:00-11:05
テレビ朝日系で放送
ザテレビジョンがLINEでドラマニュース専門アカウント始めました!
主演インタビューや編集部オリジナルのドラマニュースがまとめて読めます!
下のボタンから「友だち追加」しよう!