伊東四朗がたたき上げの刑事・鴨志田新一を、羽田美智子が娘でエリート警視の岡崎真実という、凸凹父娘コンビを演じる「おかしな刑事」シリーズ最新作となる「おかしな刑事スペシャル」(夜9:00-11:05、テレビ朝日系)が、10月21日(日)に放送される。2003年から鴨志田刑事を演じ続けてきた伊東が、シリーズの魅力を語った。
伊東は自身が演じる鴨志田について「私みたいな人じゃないですかね、かなりいい加減で…(笑)」とジョークを交えながら、「ハードボイルドな刑事ドラマが多い中、タイトルどおり“おかしな”ところが、皆さん見ていてホッとするのかな」と、この作品が長らく支持されてきた理由を分析。
今作で18作目となるが「このシリーズでは、わざと面白くしようとしたことはないですね。流れの中でちょっとどこかがズレちゃうような、そんな面白さを狙っているんです。だから、極端にウケるようなせりふを言うことは避けてやってきたつもりです。世の中には普通にしゃべっているだけなのに、おかしなシチュエーションになることはいっぱいありますから、そこをちょっと強調すればいいだけの話なんです」と、“喜劇役者”ならではの“おかしさ”へのこだわりを明かした。
エリート警視の娘・真実を演じる羽田とはシリーズの第1弾で初めて共演した。「“スッキリした感じの人だな”というのが第一印象でしたが、すぐにコメディーが大好きなんだなというのが伝わってきて、手応えを感じながら演じてきました」と印象を告白。
「羽田さんは私のことを「お父さん」と呼ぶんですよ。『伊東さんは芸能界のお父さん。お母さんは野際(陽子)さんです』とおっしゃるので、『じゃあ、お兄さんもいるの?』と聞いたら『渡瀬(恒彦)さんです』って。長いこと演じていると、もう親子です(笑)」と羽田とのチャーミングなエピソードを語った。
そんな“凸凹父娘”が挑む最新作では、女性新聞記者が刺殺された事件を発端に、鴨志田と真実が背後に潜む“巨悪”に挑む。伊東は「殺人事件の背後に巨悪が絡んでくるところが、スリリングで面白い! あとは娘・真実の変わり身の早さに注目していただきたいですね。あいつは5秒ぐらいで自分の発言を忘れますから(笑)」と、笑顔でみどころをアピールした。
10月21日(日)夜9:00-11:05
テレビ朝日系で放送
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