ドラマ「マークスの山」のハードな撮影に、小日向文世が「おれらを何歳だと思ってるんだ!」と半ギレ!?
WOWOWで10月17日(日)からスタートする連続ドラマW「マークスの山」の制作発表会見が25日、都内で行われ、上川隆也、石黒賢、小西真奈美、高良健吾、大杉漣、戸田菜穂、小日向文世が出席。この会見で、同作の物語の鍵を握る重要人物である“マークス・水沢裕之”役を高良健吾が演じることが発表された。
同作は、第109回直木賞を受賞した高村薫氏の社会派ミステリー小説「マークスの山」をドラマ化したもの。暴力団の元組員と法務省の刑事課長の殺害事件が相次いで発生。凶器と手口は酷似しているものの、被害者にまったく共通点がなく、警視庁捜査一課七係の合田雄一郎警部補(上川)らによる捜査は難航する。そんな中、“マークス”と名乗る謎の青年・水沢裕之が捜査線上に浮上する。
上川は「この真夏に、厚いコートを着て撮影に臨みました。流した汗の量は今までのどのドラマにも負けないほどです。男たちの汗で作られた熱いドラマになっています」と作品をアピール。また、合田の親友で東京地検特捜部の検事・加納祐介を演じる石黒も「ロケで山に登って大変な思いをしたのですが、その大変さが画面にも出ていると思う。大人も楽しめる作品になっています」と力強く語った。
ハードな山での撮影もあったという今回のロケ。上川は「標高2300メートルの山に実際に機材を担いで登ったのですが、実はかなり上まで車で行けるのです。なので、僕たちが結構ハードなシーンを撮っている時に、小学生が登ってきて、取り囲まれたことがありました」と苦笑いで語った。さらに、日弁連理事の弁護士・林原雄三役の小日向も「斜面を何度も走らされて、“おれらを何歳だと思っているんだ!”とちょっとイラっとしました(笑)」と苦労話を披露した。
同作のホームページで、今月の3日から23日間かけて1日1人ずつキャストが明かされていく中、この会見でようやくキャスト発表となった高良は、「とても居心地のいい現場でした。撮影自体は短かったのですが、とても濃い現場で、僕は役になりきるというのがあまり分からないのですが、今回は役に引きずられる感覚が残りました」と感慨深い様子で撮影を振り返った。
10月17日(日)スタート
毎週日曜夜10:00-11:00 WOWOW(WOWOW2、3も)
※ 第1話は無料放送