久間田琳加、主演映画の衣装スタイリングを手掛けた本田翼に感謝「さすが本田さんだなと思いました」
本田さんの色使いは本当に勉強になりました
今作は本田翼がスタイリストとして参加していることも話題に。本田はヌヌ子の全衣装のスタイリングを担当している。
久間田「本田さんが組んでくれたコーデは、色合いはすごく派手なのに、ごちゃごちゃしていないんです。その色使いは本当に勉強になりました。凜音も私も原宿ファッションをそんなに着る方ではないので似合うか不安だったんですけど、すごくおしゃれな感じに仕上げてくださって、さすが本田さんだなと思いました。本田さんは女優として着る側の気持ちも分かっていらっしゃるので、撮影シーンによっても気を使ってくださいました。例えば、走るシーンではスニーカーにした方がいいよねとか。しかも30着以上あったので、かぶらないようにするのは結構大変だと思うんです。でも、1つ1つ思いを込めて、このシーンではこういう心情だからこういう色合いに…などと、細かく決めてくださったんです。そうやって思いを込めてくださったのはすごくうれしかったですね。
久間田は、本作で長かった髪を肩までバッサリとカット。後半の大人っぽいヘアメークもスタッフの中では好評だったという。
久間田「メークさんが里奈の気持ちの変化に合わせてヘアメークも変えてくださって。やっぱりメークってすごいなって思いました。髪を切るのには、正直、抵抗がありました。『こんなに伸ばしてきたのに切っちゃうのかー』って思いましたけど、切ったら切ったで『大人っぽい』って言ってくださる方も多くて、いいきっかけになったと思います。この映画がなかったら切ってなかったと思うので」
企画・プロデュースを担当したのは、映画「白夜行」「神様のカルテ」(共に2011年)などを手掛けた深川栄洋。本作では、新しい才能を応援するためと、プロデューサーを務めている。
久間田「深川さんとはなかなかお会いする機会がなかったんですけど、悩んだら進藤監督とたくさん話し合って進めてほしいと言われました。一番悩んだのは葵のお母さんが家に来て、温かい飲み物を出してくれるシーンです。そこは里奈があまり言葉を発しないんですけど、葵とけんかしちゃった後悔や、葵がこういう温かい家庭に生まれ育って羨ましいという思いなど、いろんな思いが混ざったシーンだったので、それを表情だけで表すのが難しくて、そこは監督とお話しながら進めていきました」
11月9日(金)東京・渋谷で先行公開
11月16日(金)全国公開