平野紫耀、恋をしたら「僕って、割と面倒くさい男だと思うんですよ」
幼なじみを好き過ぎて、ドSのフリしてその恋心を隠す凛(平野紫耀)と、ドSな凛のせいでオドオドしたネガティブ女子になってしまった優羽(桜井日奈子)。大人気コミック「ういらぶ。―初々しい恋のおはなし―」が、待ちに待った映画化!! 凛を演じた平野紫耀に、今作への思いを聞いてみた。
「男子の目から見ても正直、凛はこじらせてるな~って思いますよ(笑)。とはいえ、分からなくもない。優羽は幼なじみで一緒に育ってきたって言っても過言じゃない関係で。凛は恋愛感情での好きという思いをずっと隠してきたから。いきなり自分の違う一面を幼なじみに見せるのは大変なことだと思う。実際、僕が凛だったらやっぱり簡単に好きと伝えられないだろうな」
そんなこじらせ凛のキャラクター作りはどんなふうに?
「凛は優羽を好き過ぎる故にひどいことを言ってしまうから、素の部分ではちゃんと愛されるキャラクターにしなきゃなって。優羽といるときはクールで堂々と、それ以外のときは明るくかわいいヘタレで。その差が出るように気を付けました」
好き過ぎるあまり、彼女をがんじがらめにしてしまう凛のことを、「分かります分かります!! 僕も好きな人ができて、彼女になってもらえたら、他の男に会わせたくないですもん」と共感もアリ。恋のライバル・和真(伊藤健太郎)が、優羽の頭をポンポンするところを目撃してしまう凛は激しく動揺するが。
「僕だったら、勝手にスネますね、…うん。でもなぁ、どれくらい好きかにもよるのかなぁ。好き…かぁ。僕には長らくそういう感情が(笑)。僕って、割と面倒くさい男だと思うんですよ。だから分かってほしくてスネたりはしそう(笑)。ガツガツ自分から言えないタイプだし。普段も全くクールじゃないですね~(笑)。緩いです。緩いただの平野です(笑)」
そんな平野が恋をすると⁉
「多分優先順位が変わるだろうな…変わってしまうぐらいの恋がしたい(笑)。仕事切り上げてソッコー帰っちゃうみたいな。でもそうであっちゃいけないんだけど」
今は仕事最優先に見えるということは、ラブのない日常を?
「そういうことだと思います(笑)」
平野出演のドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」('18年TBS系)、映画「honey」('18年)も原作は人気コミック。少女マンガの世界でヒーローになることには違和感なし?
「お仕事をきっかけに読んでみて、少女マンガのイメージは変わりました。壁ドンしまくり、チューしまくりでキラッキラ、ロマンチックを想像してたら、人間味を描いてるなぁって。意外に、現実にありそうな物語だったりするんだなと思いました。ちょっとぶっ飛んだ現実、みたいな(笑)。だから、読んでいて登場人物に親近感が湧くことが多かったです」
King & Princeのメンバーとしてことしの春デビューし、その前後には“演じる”仕事も一気に押し寄せた平野。今の彼にとって、演じることとは?
「だんだん、お芝居することの楽しさが湧いてきてますね。やっと、映像の現場に慣れ、初めましての人との仕事にも慣れ、自分の気持ちにも余裕が出てきたのかも。ただ、俺様キャラの役が多いんですよね。それぞれの違いを出すのは難しかったですね~(笑)。でも、役とはいえ、男の中の男みたいな、男らしいセリフを言うのは気持ちいい!」
11月9日(金)公開
出演=平野紫耀、桜井日奈子、玉城ティナ、磯村勇斗、桜田ひより、伊藤健太郎ほか