今田美桜が持つ“訓練しても得られないもの”とは!?「SUITS/スーツ」<プロデューサーに聞く(8)>
砂里はスタジオ撮影がない!?
第7話で、大輔と真琴の間に大きな亀裂が生じたいま、砂里(今田美桜)との三角関係の行方も気になるところ。
「砂里は、女性の登場人物の中では、法律業務に関わっていない唯一の存在。もっとも視聴者のみなさんに近い登場人物であり、とにかくピュアな女の子。今までのSUITSを見ていて、『この子は普段、登場シーン以外では何をやってるんだろう?』と思うことはありますが(笑)、そこは描かずに大輔へのいちずな姿を見せたいと思います」
視聴者に一番近い存在だからこそ、思わず応援したくなってしまう砂里。しかし、法律事務所の人間ではないからこそ、ある事がかなわなかったという。
「砂里は、事務所内に来ることがないので、今まで一度も湾岸スタジオでの撮影がなかったんですよ。レギュラー出演者なのにそれもかわいそうだなと(笑)。そんな思いがあったこともあり、番宣で湾岸スタジオでお会いした際、何の根拠もなく『砂里が必ず事務所に来る設定を作る』と今田さんと約束をしたんです(笑)。今回、砂里がオフィスへ大輔の着替えスーツを持ってくるシーンがあるので、約束が果たせてホッとしてます(笑)」
今田美桜の第一印象は「だ、誰だこの子は!?」
“福岡で一番かわいい女の子”と呼ばれ、いま人気急上昇の今田美桜。“月9”プロデューサーである後藤氏は、今田にどのような印象を抱いているのだろうか。
「ちょうど1年くらい前、女優さんとして存在を知ったのですが『だ、誰だこの子は!?』という第一印象でした。すごい子が出てきたというか、オーラのある子だと感じたので、どこの誰なんだろうと思った記憶が今でもはっきりとあります」
その約1年後、連続ドラマで共に仕事をすることに。今田と実際に会ってみて、「目の輝きがピュアで、本当に邪悪なものを感じない」と思ったそう。
「芝居では、訓練しても得られないセンスを持っていると思いました。台本のト書きだけでは表現できない“大輔を見つめる砂里”という一言を、表情だけで大輔への複雑な想いを絶妙に切なく表現してくれます」