木村佳乃が主演を務める「あなたには渡さない」(毎週土曜夜11:15-0:05、テレビ朝日系)。
40代の男女による激しく濃厚なラブサスペンスを描く本作は、20年間専業主婦として夫・旬平(萩原聖人)を支えてきた通子(木村)の前に、突然「旬平の愛人」と名乗る女・多衣(水野美紀)が現れ、離婚届を突き付けられるところから物語は始まる。
本ドラマに板前・矢場俊介役で出演する青柳翔にドラマ現場での様子や、今後の見どころなどを聞いた。
――台本を読んだときに感じた作品の印象をお聞かせください。
一言でいうと“ドロドロファンタジー”という印象です。インパクトのあるせりふが多くあって、人によっては笑ったり、共感したりする作品になるだろうなと思いました。
――矢場の性格について教えてください。
「料理を極めている人を尊敬している」と感じさせるほど料理に対して熱心で、すごくピュアな男です。こんなにピュアな役は久しぶりで、自分と似ている部分が少なく、演じる上でかなり苦労しました。
――ドラマ撮影で一番印象的な出来事についてお聞かせください。
クランクインの前に、「脱ぐ可能性がある」と聞いて正直焦りました。
実は、最近筋トレを全くしていなくて自分でも「やばいな」という自覚があったんです。ある日、木村さんから「やばとん(現場での青柳のあだ名)、名古屋にある“矢場とん”を差し入れしてよ」と言われて、「いろんな意味で“やばとん”だな」と思って筋トレを始めたことです。
――板前という役どころですが、役作りはどんなふうにしましたか。
あまり料理はしないんですけど、今回のためにアプリを見ながら、肉じゃがに挑戦しました。頑張って作ったんですけど、今のところまだ料理のシーンで生かされてないです。
“ダシ”のシーンばかりで、萩原さんに「おまえ、また“ダシ”のシーンか。“ダシ”俳優だな(笑)」って言われてます。
――現場の雰囲気は和気あいあいとした感じなんですね。
萩原さんとはマージャンの事でよく話をします。験担ぎに何かいいものはないかなと思って、昔、僕が由緒正しい方からもらったお塩をプレゼントしましたが、あんまり効果なかったみたいです(笑)。