羽田美智子と野際陽子のW主演! 昼ドラで新たな“女の戦い”
11月1日(月)からフジ系で放送がスタートする昼の帯ドラマ「花嫁のれん」で、羽田美智子と野際陽子がダブル主演を務めることが分かった。
同作は脚本家の小松江里子が大河ドラマ「天地人」('09年、NHK総合ほか)以降、初めて手掛けた連続ドラマ。都会で気ままに暮らしていた女性・奈緒子(羽田)が、失跡した夫の実家でもある金沢の老舗旅館で“おかみ見習い”として奮闘するさまを描く。大手旅行代理店で働く奈緒子は、多額の借金を残して失跡した夫の宗佑(津田寛治)を捜し、宗佑の実家へ。金沢の老舗旅館の跡取り息子だった宗佑は東京で働き続ける奈緒子との結婚を機に勘当されており、旅館の名物おかみでもあるしゅうとめ・志乃(野際陽子)は奈緒子に離婚を勧める。しかし奈緒子は宗佑を待つため、旅館で仲居として働くことに。当初、奈緒子に親切にしていた志乃の孫娘で若おかみ・瑠璃子(里久鳴祐果)も、次第におかみとして認められていく奈緒子をライバル視し、3世代の女性たちがバトルを繰り広げる。
羽田は「奈緒子と義母の志乃は、嫁しゅうとめのバトルを激しくやり合う感じではなく、血のつながらない2人が、おかみという職業を通してだんだん親子になっていく関係。この過程を野際さんと演じていきたいと思っています」と共演を楽しみにしている様子。見どころは「まるでイノシシのように猪突(ちょとつ)猛進な奈緒子の奮闘や、どこか昭和のにおいのする人間関係の中で生まれる人と人とのきずな。それに随所に“本物”が残っている金沢でのロケ」と話し、「登る“山”は険しいと覚悟していますが、野際さんをはじめすてきなスタッフや共演者の方と登るので、きっと楽しく登り切れると確信しています」と意気込みを語った。
一方、野際も「わたしの母方のふるさとは金沢ですが、これまで“加賀女”を演じたことがありませんでした。今回、(劇中で)古き良き金沢弁も使いたいと思っています」と意欲十分。そして「志乃には、“不肖の息子を育ててしまった母”という面があります。金沢で名の知れた老舗旅館のおかみだけに、なかなか本音が言えない中、母としての思いをどう着地させるのかも、今から楽しみです」とコメントした。
制作を担当する東海テレビの市野直親プロデューサーは、2人を起用した理由について「人間味あふれるドラマにしたかったので、弱さや痛みを抱えるしゅうとめを演じられる、“しゅうとめ女優”は野際さんしかいないと思います。羽田さんはアラフォー世代を代表する、嫁としてのかわいらしさを持っているところ。何より、野際さんと非常に仲がいいんです。丁々発止のやりとりを大事にするドラマなので、お2人の普段の感じがにじみ出るように、お願いしました」と説明。さらに、「人間の強い部分と弱い部分をそれぞれ表現していけたらと思っています。見れば見るほど味わい深い、かめばかむほど味が出るスルメのようなドラマです。じっくり、どっぷり、ほっこりと漬かって楽しんでいただければと思います」とPRした。
11月1日(月)スタート
毎週月~金曜昼1:30-2:00 フジ系で放送