尾上松也ら古典芸能男子が爆笑トーク!? 大盛り上がりの収録現場に潜入
古典芸能をより身近に
──この番組をご覧になる方には古典芸能になじみのない方もいらっしゃるかと思いますが、番組の見どころを教えてください。
菊之丞：僕と逸平さんは10年来、2人で新作を作っているのですが、今回はその中から「鏡の松」を披露します。
古典芸能って見る上で予備知識が必要なこともあると思うのですが、そういう準備もなく楽しんでいただけるのではないかと。
初めてご覧になる方にも芝居好きの方にも楽しんでいただけるような本質的なものを持った作品を作ったつもりなので、そういった部分をご覧いただければ。
古典の素晴らしさがより分かる新作になっていると思います。
松也：本当に菊之丞さんがおっしゃったことに集約されていると思いますね。
お二人は新作をなさいますが、僕と右近くんは「連獅子」をさせていただきます。
「連獅子」は歌舞伎の中でも人気のある作品。さらに歌舞伎をご覧になったことがない方でも、「歌舞伎だ！」とビジュアルで分かってくださるようなもの。
放送では歌詞も表示されますので、テレビを通して見るからこそ分かることもあると思いますし、初めてご覧になられる方でも楽しめるのではないでしょうか。
さらには4人でのトークもありますので、古典芸能をより身近に感じていただけると思います。
右近：「連獅子」は“親子で演じるもの”として知られており、親子の物語としてご覧になる方も多いと思います。
それを親子ではない、兄弟に近い年齢の役者同士が演じるという新たな切り口で、魅せ方としても僕らも考えて踊りたいですね。
そして劇場やスタジオではなく、青松寺で踊らせていただくので、屋外というロケーションも込みでその雰囲気、そして役者同士がぶつかっている姿を理屈抜きで楽しんでいただければと思います。
菊之丞：歌舞伎舞踊の中の最も人気といってもいい作品と新作の対比や、作品の持つエネルギーを元日に感じて、「2019年の正月は伝統芸能を見に行こう！」と思っていただけるとうれしいですね。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
2019年1月1日(火)昼0:00-1:00
NHK Eテレにて放送
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