AKB48グループNo.1の歌姫がいよいよ決定!決勝戦に臨む20人のメンバーを紹介!【後編】
1月11日(金)、「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」の決勝大会がTBS赤坂ACTシアターで開催される。これは、“AKB48グループの中で一番歌唱力があるメンバー”を、歌の力だけで競う新プロジェクトで、昨年行われた予選で、20人が決勝進出を決めた。決勝大会では、それぞれが選んだ歌唱楽曲2曲のうちのどちらかを歌い、最終決戦に進んだメンバーのみ、もう1曲を歌うことができるというシステムになっている。今回は予選11位から15位までの5人、そして審査員推薦枠で選ばれた6人の決勝大会での歌唱楽曲と意気込みをお届けしよう。
予選11位 横山結衣(AKB48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「ENDLESS STORY」伊藤由奈
「丸の内サディスティック」椎名林檎
予選11位は3人が同じ得点で並んだ。まず1人目は横山結衣(AKB48)。チーム8の「蜂の巣ダンス」でセンターを務めるほか、昨年11月に放送された「ミュージックステーション」で「NO WAY MAN」のセンターに抜擢されるなど、歌もダンスも定評がある。予選でも宇多田ヒカルの「Flavor Of Life」をしっかりと自分の曲にしていた。決勝では伊藤由奈の「ENDLESS STORY」と椎名林檎の「丸の内サディスティック」をセレクト。その強い個性を発揮しそうな予感が。
「決勝に進むことが出来て本当に嬉しく思っています。予選大会では、緊張して自分の力を出し切れなかったので、本戦は楽しんで歌いたいです。歌うことが大好きなので楽しんで歌う私を皆さんに見ていただきたいと思います」
予選11位 歌田初夏(AKB48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「碧いうさぎ」酒井法子
「センチメンタル・ジャーニー」松本伊代
11位2人目は歌田初夏(AKB48)。4位の坂本と同じく、森高千里の「渡良瀬橋」を予選で歌い、その美しい歌声に対して大きな反響があった。12月16日に開催された「AKB48紅白対抗歌合戦」で、予選2位の立仙と「Amazing Grace」を歌い、美しいハーモニーで会場を沸かせたのも記憶に新しい。決勝大会の楽曲として酒井法子の「碧いうさぎ」と松本伊代の「センチメンタル・ジャーニー」を選んでいる。
「決勝までの期間、悔いのないように練習して、自信を持って、自分の個性を生かして歌えるように、優勝目指して頑張ります!そして今の私の歌声をたくさんの方に聴いてもらって、これからの私の成長も見ていてくださるとうれしいです」
予選11位 神志那結衣(HKT48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「木蘭の涙」スターダスト☆レビュー
「異邦人」久保田早紀
そして11位3人目は神志那結衣(HKT48)。予選では大塚愛の「プラネタリム」をまっすぐ前を見据えて、優しい歌声を聴かせてくれた。決勝では、多くのアーティストもカバーしているスターダスト☆レビューの「木蘭の涙」と異国情緒あふれる久保田早紀の名曲「異邦人」を選曲。
「人前で歌った時に、思い切り裏返ってしまったことがあるんです。その時から人前で歌うことに少しトラウマがあるんです。今回の決勝戦で、自信をつけられればいいなと思っています」
予選14位 高柳明音(SKE48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「金魚花火」大塚愛
「悲しみがとまらない」杏里
14位も同得点で2人が並んだ。1人目は高柳明音(SKE48)。予選で、加藤いづみの「好きになって、よかった」を歌い、ツイッターで「心の奥にグンと届きました」と本人からリプが届いていた通り、感情のこもった歌声が大きな魅力となっている。決勝では、大塚愛の「金魚花火」と杏里の「悲しみがとまらない」を歌唱楽曲に選んでいる。
「歌うことはもちろん好きですが、物語の、詩の表現者になりたいなと思っていて、聴いてくれる方の胸に残る歌を歌えたらいいなと思っています。SKE48に入って10年、まだソロ曲はありません!!このチャンスを味方に獲りに行きたいです!」
予選14位 秋吉優花(HKT48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「366日」HY
「レイニーブルー」徳永英明
そしてもう1人の14位は秋吉優花(HKT48)。ギターの弾き語り動画をSNSにアップするなど、歌が好きだということはファンには周知の事実。予選でSuperflyの「愛を込めて花束を」を生き生きと歌っており、決勝大会ではHYの「366日」と徳永英明の「レイニーブルー」を選んでいる。
「本気で1位を目指します。音楽を聞いて、ギターを弾いている時間が今1番幸せで、音楽に支えられて勇気付けられて生きていると感じるので、次は私も誰かの支えになるような歌を届けたいです。自分を信じて、決勝で全ての気持ちをぶつけたいと思います!」
予選の上位15人はここまで。2位が抜けているが、アンジェラ・アキの「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」を歌った小田えりな(AKB48)が表現力豊かな歌声で高得点を叩き出し、決勝へ!となるところが、残念ながら出演舞台の日程と重なっている関係で決勝大会は断念。予選前からそれはわかっていたことだったが、全力を尽くし、2位となった。その努力を無駄にしないよう、プロデューサーが配慮し、事前収録したDREAMS COME TRUEの「何度でも」を歌った映像をエキシビションとして決勝大会当日に放映することが決定している。
審査員推薦枠 明石奈津子(NMB48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「雪の華」中島美嘉
「少女A」中森明菜
さて、ここからは審査員推薦枠で決勝進出したメンバー6人の紹介となる。まずは明石奈津子(NMB48)。NMB48の中でも歌唱力の高さに定評があるメンバーだけに、決勝で持ち味が出せれば優勝も夢ではない。決勝では中島美嘉の「雪の華」と中森明菜の「少女A」をセレクト。
「決勝に行けることになったからには、絶対に1位を取りたいって思いと、少しでもNMB48として爪痕を残す!という気持ちが強くあります。私のことを知らない方に見つけてもらえる機会にできるように頑張ります!」
審査員推薦枠 門脇実優菜(STU48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「瑠璃色の地球」松田聖子
「大切なあなた」松田聖子
2人目は門脇実優菜(STU48)。予選で松田聖子の「赤いスイートピー」を歌ったキレイな歌声は、視聴者の記憶にもしっかりと残っているはず、決勝でも松田聖子の「瑠璃色の地球」「大切なあなた」を選んでいる。
「夢のようです。歌には自信がなく、でも歌うことは大好きなので、予選でも結果より楽しく歌うことを心がけました。決勝大会でも同じ気持ちで思いっきり楽しみたいです」
審査員推薦枠 大竹ひとみ(AKB48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「Love Story」安室奈美恵
「Hello, Again〜昔からある場所〜」My Little Lover
3人目は大竹ひとみ(AKB48)。歌のうまさという点で頭角を現してきている彼女。自分の世界観を持っているので、決勝大会で安室奈美恵の「Love Story」、My Little Loverの「Hello, Again〜昔からある場所〜」をどのように歌うのか楽しみだ。
「順位ももちろん大切ですが、せっかくの生演奏での大きなステージ、まずは歌を楽しみます。決勝を経て、歌に自分の全てを乗せられるようになりたいです」
審査員推薦枠 矢作萌夏(AKB48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「変わらないもの」上白石萌音
「瞳」大原櫻子
4人目は矢作萌夏(AKB48)。柏木由紀プロデュース公演「アイドル修業中」でもソロで「虫のバラード」を歌うなど、ドラフト3期生の中でもその存在感は秀でており、昨年12月に正規メンバーへの昇格が発表されたが、1月16日にソロコンサートの開催も決定している。ソロコンを前に、この決勝で勢いをつけたいところ。歌唱楽曲は上白石萌音の「変わらないもの」と大原櫻子の「瞳」をセレクト。
「AKB48で1番下っ端なので、この大会で1番上に上り詰めて、ドラフト3期生と矢作萌夏をいろんな方々に知っていただけるチャンスに繋げたいです」
審査員推薦枠 白雪希明(SKE48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「First Love」宇多田ヒカル
「純情」家入レオ
5人目は白雪希明(SKE48)。予選でもまだまだ可能性を感じさせる歌声を聴かせてくれたので、決勝でもっと自分自身を出すことができればいい結果がついてきそう。宇多田ヒカルの「First Love」と家入レオの「純情」を決勝大会の楽曲に選んでいる。
「将来の夢が歌手になることなので、ここで自分の実力を知って、課題を見つけつつ、聞いている人に響くような歌を歌いたい。これを機に歌のことをもっと勉強したいです」
審査員推薦枠 白間美瑠(NMB48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「タイヨウのうた」Kaoru Amane(沢尻エリカ)
「微笑みの爆弾」馬渡松子
そして最後は白間美瑠(NMB48)。NMB48のエースらしい堂々とした歌いっぷりで、歌唱力はもちろんだが安定感と安心感も滲み出している。決勝での楽曲としてKaoru Amane(沢尻エリカ)の「タイヨウのうた」、馬渡松子の「微笑みの爆弾」をセレクトしており、当日の爆発力に期待したい。
「審査員推薦枠の最後に名前を呼んで頂き、本当にチャンスを頂けたのだと思います。気持ちを込めて、全部をぶつけたいです」
決勝に駒を進めた20人の実力は拮抗しており、優勝者には秋元康プロデュースによるオリジナルソロ楽曲が贈られるということで、まさに先輩・後輩関係なくガチンコの勝負が行われる。1月11日(金)18:30からTBSチャンネル1で決勝大会の模様を完全生中継。新たな歴史が作られる瞬間を目撃したい。
文=田中隆信