2018年7月より放送スタートしたeスポーツ専門番組「eGG(エッグ)」。eスポーツ界の最前線情報を伝えるとともに、日本の新たなeスポーツシーンを創造することを目指したこの番組では、MCを務めるゲーム初心者のDAIGOと生駒里奈が、さまざまなeスポーツに挑戦。さらに、日本テレビ傘下のプロeスポーツチーム「AXIZ (アクシズ)」のメンバーをゲストに招き、プロの思考や技術を伝えるコーナーなど、盛りだくさんの内容で現在注目を集めるeスポーツを分かりやすく紹介している。
この番組にMCとして携わっているのが、日本テレビのアナウンサー・佐藤梨那だ。今回、小学生時代からバレーボールに打ち込んできたという体育会系の彼女から見た、eスポーツの魅力などを聞いた。
eスポーツがテーマの番組が始まると聞いた際の感想をお聞かせください。
「DAIGOさんと生駒里奈さん、そしてゲームキャスターの岸大河さん、出演者の皆さんの豪華な顔ぶれを拝見して、とてもワクワクしました。eスポーツは、もちろん言葉では知っていましたが、どのゲームがeスポーツとしてピックアップされているなどは分かっていなかったので、すぐに勉強を始めました。動画などでさまざまな特集番組を観て「今、日本中でフィーバーが起きている、とても盛り上がっている新しいスポーツなんだ」と感じ、番組に携われることがとても楽しみでした」
AXIZカードゲーム部門の「RAGEシャドウバースプロリーグ」に参加されている方たちのプレイを見てのご感想は?
「私も『シャドウバース』をプレイしているのですが、ゲーム中は自分の手札だけで精一杯なんです。ですが、AXIZの皆さんは相手の手札まで予測してプレイされていて、まるで将棋やオセロのような読み合いを拝見して『まさにスポーツ!』と思いました」
「eGG」に携わることになってから「シャドウバース」を始められたのですか?
「私が『eGG』に携わると聞いた際に、『シャドウバース』のeスポーツチームを日本テレビ傘下で作ることも知り、聞いたことあるゲームだけどやったことないと思い、すぐにダウンロードしました。それからは、日本テレビ内にあるAXIZの皆さんがいらっしゃる部屋に乗り込み、『ゲームの遊び方を教えてください』『カードデッキを作ってください』とお願いして、特訓していただいたんです。いつも『eGG』の収録で時間が空いた時は、AXIZの皆さんに『最近勝てないんですけど、どうしたらいいですか?』と質問しています」
プロに指南いただいているんですね。
「そうなんです。指南していただくと、すぐに勝てるんですよ(笑)。『シャドウバース』以外にも、番組第1回で取り上げた『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(略称:PUBG)もプレイしています。『eGG』の他にも「Going! Sports&News」という番組を担当させていただいているのですが、スポーツ局の皆さんのPUBGプレイ率がすごく高いんですよ。そこでグループを組んでいるのですが、私は救護担当なんです。あまり攻撃するのが得意ではないので、ダメージを受けた人に包帯を巻いてあげて、たまに援護攻撃しています」
小学生の頃からバレーボールに打ちこんでいたそうですが、これまでのスポーツとeスポーツの共通点はありますか?
「『PUBG』だとゲームが終わった瞬間、すごく汗をかいています。ゲーム中は集中し、緊張しているので、終わった後はすごく疲れているんですが、これはバレーボールの試合が終わった時の感覚にすごく似ていますね。そういう体力的な面もありますし、緊張して体がこわばっているので意外と筋肉痛になったり。『シャドウバース』も相手がドロー(山札から手札へカードを1枚加えること)するであろう先の手を読むんですけど、この駆け引きが全身を使うスポーツの考え方と同じだと感じました」
最後に「eGG」をご覧になる皆さんへメッセージをお願いします。
「『早くあのゲームを紹介してよ!』とヤキモキされている方もいらっしゃると思いますが、どんどん紹介していきますので、ぜひ『eGG』をご覧ください。そして、DAIGOさんも生駒さんも回を追うことにゲームの腕が上達していらっしゃるので、もしかしたらお2人もAXIZのメンバーになってしまうかもしれませんので注目ください。私もAXIZ入りを野望の1つとして取り組んで行きたいと思っています!」
文=中村実香 撮影=干川修