映画「ガフールの伝説」の公開記念舞台あいさつが10月2日、都内で行われ、日本語吹き替え版の声優を務めた市原隼人と川島海荷が登壇した。
同作は、フクロウの世界の冒険と戦いを描いた児童文学作家キャスリン・ラスキーの人気シリーズ小説「ガフールの勇者たち」を映画化したファンタジー・アニメ。
勇敢で正義感が強いフクロウのソーレンを演じた市原は「ソーレンは、相手を信じる気持ちがすごいと思いました。たとえ裏切られても、いろんな面から見てみたら、人って良いところがちょっとでもあるはず」と呼び掛け、「自分が小さいころは“嫌いだったら嫌い!”って思ってたんですけど、今は良いところも悪いところも全部ひっくるめた上で、相手を好きになりたい」と心境を明かした。声優初挑戦の感想については「“声優さんってすごいな”と思いました。声だけで良いのに、結局体も動いてしまいました(笑)」と振り返った。印象に残ってるシーンについては「ソーレンが妹を思ってるシーンでは、涙を流しながら収録したんです。“兄弟愛とか、人を思う気持ちって良いな”と感じました。自分に子どもができたら見せたい作品です」と目を輝かせた。
一方の川島は、声優の感想を「いつかはやってみたいなと思っていたので、こんなに早く実現してうれしかったんですけど、普段の演技ではない、息の芝居が多くて難しかったです」とコメント。さらに監督から無理な要求もあったらしく「空を飛ぶシーンで、監督に『空を飛んでいる感じで』って言われたんですけど“飛んだことないから、分からないけどなあ(笑)”と思いながら、なんとか想像で頑張りました」とエピソードを明かした。
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