まんじゅうを1日で17個食べました
――役作りのためにしたことなどはありますか?
初めてヒゲを伸ばしました。最初は付けヒゲだったんですけど、チクチクするしなんか嫌だったので。ヒゲ生やしたらこんな顔するんだと思って、最初は気持ち悪かったんですけど、今はもう剃るのがすごいさみしいです。
あとは、すごい量のまんじゅうを食べましたね。徳三宝がまんじゅうを食べてる姿に四三が憧れるシーンとかもあったので、食事のシーンで僕だけまんじゅうだけを食べてることもありました(笑)。
多い時で一日17個食べましたし、撮影通して50個以上は食べたんです。あと数年、食べなくてもいいくらいで…また大きく成長させていただいたと思ってます!
――これ以上大きくなるんですか!(笑) 徳三宝は“伝説の柔道家”と言われた人物ですが阿見201さんは、柔道のご経験はあったんですか?
高校生のときの体育の授業でしかやったことなかったです。
僕が稽古した講道館は本当に世界中の柔道家の聖地で、となりではフランスの国体選手が練習してたり、最先端の環境が整っているそうなんです。畳がトランポリンみたいになってて、どんだけ転がっても痛くなかったので、練習のときは受け身も投げたり投げられたりすることもすごくスムーズにできたんです。
でも、ドラマで描いている明治時代の柔道場には畳や、もちろんトランポリンもないので本番は板の間だったんです(笑)。
リハーサルとかで軽く転がっただけで、ものすごい痛くて、こういう痛みを先人たちが経験して、あのトランポリンみたいな畳につながったのか…と柔道の歴史を肌で感じました。
――登場シーンでは豪快に勘九郎さんを投げていましたが…。
徳三宝としては、本当に豪快に金栗四三をぶん投げないといけないんでしょうけど…阿見201としては、中村勘九郎さんを投げるっていうのは細心の注意を払わないといけないなと思いまして(笑)。
ちょっと、その阿見201の気持ちも出ちゃっていたかも知れないですね。
――出演シーンが放送されてから、周りからは反響はありましたか?
はい。僕から周りの人にものすごい勢いで言いまくったので(笑)。何本かドラマや映画に出させていただいたことはあるんですけど、大河ドラマは反響が大きいです。
初めて幼稚園のころの先生からも電話がかかってきたんですよ。今までそんな反響はなかったのでびっくりしました。
――幼稚園の先生からも! すごいですね。
そうなんです。幼稚園の先生から、「やっちゃん(※阿見の本名)テレビ出てたね」って。本当に幼稚園以来の連絡だったんですけど、先生もすごい喜んでくれてました。
今までの中で一番、反響の大きさを感じてます。