北村匠海が涙をこらえて本気芝居!
LCC、ジェットスター・ジャパンの機内誌「jetstar MAGAZINE」2-3月号の表紙と中面に北村匠海が登場。3月15日(金)から公開される、映画「君は月夜に光り輝く」で、女優・永野芽郁とW主演を果たす北村は、死期が近づくと体が発光するという不治の病を患う、まみず(永野)の同級生・卓也を演じる。演じた役柄や芝居について聞いた。
「今回は、本当に、大げさではなく、どのシーンも涙をこらえて芝居していました」
若手俳優として支持を得ている北村。今回演じた岡田卓也は、いつも以上に感情のコントロールが難しかったという。卓也は、それこそ全ての登場人物に関わって、それぞれの気持ちを受け止める役柄。
「卓也って終始“受け”の芝居なんですよ。それぞれのキャストが思う“渡良瀬まみず像”を受け取りながら、最後、まみずとの撮影に臨みました。それが“気持ちのリレー”のような感じで、ラストに向けていいバトンを受け取ることができました」
そんな永野とのシーンは、納得がいくものになった様子。
「芽郁ちゃんとはしっかり言葉のキャッチボールができました。月川(翔)監督も『2人に任せます』と言うくらい、本当にアドリブが多かった。でも、役として自然に話ができたので、『芝居をしていてこんなに気持ちいいことってあるんだ』と改めて強く感じていました」
年を重ね、芝居に対する考え方にも変化が。
「若い頃は感覚でやっていた芝居も、年齢を重ねるにつれ、じっくり考えて感情表現をするようになりました。難しいことだけど、面白いですね。今回その最たるものがラストの病院屋上の場面。本番前のテストで、すでに芽郁ちゃんも僕も、スタッフも全員号泣だったんですよ。ただ、卓也が涙を流すとどうしても軽く見えてしまうと思って。本番は気持ちを抑えて抑えて、臨みました」
役者としての成長を実感できた本作を撮り終え、最近は写真集の撮影で、同号の特集地でもある沖縄を訪れた。
「この前、(所属するダンスロックバンド)DISH//の撮影で初めて沖縄に行きました。滞在は4日間だったんですが、沖縄料理を満喫して、泡盛も飲んで、メンバーと海でも遊びました(笑)。また、ゆっくり行きたいなぁ」
質問に真摯に向き合い答えていくその柔軟な物腰が印象的だった北村。おそらく、これから先、どんな現場でも共演者、スタッフみんなに好かれて、支えられて、大きく成長していくんだろうな、と感じさせる、記者としても非常に気持ちのいい時間だった。
「jetstar MAGAZINE」は、現在、ジェットスター・ジャパンの路線である、国内線19路線、国際線15路線の機内にて設置されている機内誌。隔月偶数月に発行され、閲覧者数は2か月で89万人。
2-3月号の第一特集は、3月30日(土)に就航地の1つに加わる下地島空港のある沖縄・宮古諸島。2泊3日の旅程を想定して、宮古諸島のおすすめスポットを紹介している。
撮影=田里弐裸衣/ヘア&メーク=速水昭仁/スタイリスト=Shinya Tokita /衣装提供=ポロシャツ(ウル)、パンツ(マンド)※ともにスタジオ ファブワークより。その他スタイリスト私物
2019年3月15日(金)公開
佐野徹夜氏の同名小説を映画化。死期が近づくと発光するという不治の病を患うまみず(永野芽郁)。彼女の同級生・卓也(北村匠海)は病院から出られないまみずに代わり、彼女の“叶えられない願い”を実行し、その感想を伝える“代行体験”をすることになる。