リリー・フランキー、カンヌ受賞後初のドラマ主演で“ダメダメ夫”に!
前編あらすじ
野田隆介は、理想の夫婦を描いたらNo.1と言われる売れっ子脚本家。ところが、新たなドラマを執筆中、23年間連れ添ってきた妻の今日子から突然、「私と離婚してください」と切り出される。
今日子が空気のように存在しているのが当たり前だった隆介にとって、その言葉は現実とは思えなかった。
そんな中、スタート直前に新作ドラマの主演男優が離婚するというスキャンダルが浮上。ドラマのイメージを回復するため、プロデューサーの東山英治(中村有志)から、夫が妻に感謝を贈る賞“サンクス・ワイフ・ギビング”の大賞受賞者として登壇してほしいと頼まれてしまう。
一方、今日子は友人・平山真紀(渡辺真起子)の紹介で、弁護士・堂島正義と会う。今日子もまた、自分から離婚を切り出したものの、そこに理由らしい理由がないことに困惑して…。
後編あらすじ
とりあえず今日子の願いを聞き入れ、別居を承諾した隆介は、自らテレビ局に“缶詰めにしてくれ”と頼み、ホテルの一室を用意してもらう。
そこへ、隆介と全く連絡が取れないことに業を煮やした弁護士・堂島が訪ねてきた。
“資料”として隆介の作品を読み込んだ堂島は、脚本に描かれた夫は妻思いだが、実際の隆介はまるでそうではなかった、と隆介を責め立てる。
やがて隆介は、「もう一度だけチャンスをくれないか」とある“決意”を今日子に告げる。