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沢村一樹が念願の初監督! 初恋の苦い思い出を激白する!?

2010/10/27 11:26

本作「パシュっとな!」で初監督に挑戦した沢村一樹
本作「パシュっとな!」で初監督に挑戦した沢村一樹 ヘアメイク:iNOMATA(l'ATELIER)/スタイリスト:森岡弘(GLOVE)/衣装協力:エポカ ウォモ/SANYO SHOKAI

成海璃子と北乃きいが“部活動”をテーマに演じる全5本のショートドラマ「ブカツ道」のDVDが、11月3日(水・祝)に発売される。本作は、映画「武士道シックスティーン」('10年)に合わせて制作され、「武士道シックスティーン」の古厩智之のほか、犬童一心、永田琴ら実力派監督が、成海と北乃のどちらかを主人公に、それぞれの“部活動”を描いた作品。その中で、成海璃子特別篇「パシュっとな!」で監督に初挑戦をした俳優・沢村一樹に、初監督作品を振り返ってもらった。

――今回が初監督になりますが、いつごろから監督業をしたいと考えていたのですか?

「子どものころからずっと映画が好きで、進路を決めるときに映画の仕事がやりたいと思ったんですよ。そのときにはもうチャンスがあれば、監督をやってみたいと漠然とは思っていました。でも、一番やりたいのは役者だったので、役者を目指したんです。役者をやっているうちに、昔の思いが芽生えてきて、言えばかなうんじゃないかと、周りに『42歳までにはやりたい!』とちょこちょこ言うようになりました」

――なぜ具体的に42歳なんでしょうか?

「デビューしたときに共演させていただいた内藤剛志さんが当時42歳だったんですよ。その姿を見て、『42歳いいな。次の目標は42歳にしよう!』って。わりと数字で期限決めるの好きなんです。遊びに行くときに、日時決めたりするは嫌いなんですけどね(笑)」

――初監督のオファーが来たときはどんな心境でした?

「最初は『ついにやるときが来たか』と。でもまったく経験がないので『どんな感じにしたい?』と聞かれても、そういうやり取りに慣れていなくて苦労しました。みんな僕の頭の中をのぞきたがるんですよ! 何にもないんですけどね(笑)。それでも周りのスタッフがあきらめずにとことん付き合ってくれたのには、本当に感謝していますね」

――今回の作品は高校生の淡い恋愛が描かれていますね。沢村さんの初恋がモチーフになっていたりしますか?

「ははは! 監督業をしていると本当にお尻の穴までのぞかれている気分になりますね! じゃあ今から僕のお尻の穴を見せます(笑)。かなわなかった思いなんですよ。あるバラエティー番組で、僕の小学校三年生のときの初恋の相手にインタビューをする企画があったんですが、その方は僕のこと覚えてなくて。『あぁ、あの人かな』くらいの記憶で。何もしないということは、何も残らないんだなってショックでした。なので、作品の中のハル(成海)にはせめて自己紹介ぐらいはさせようと」

――初監督作なので大切な思い出を刻んだわけですね。

「まぁそうですね。作っているときはそういう思いはまったく意識していませんでしたけど。ただ結果そうなっていますね(笑)」

――「ブカツ道」は“部活”をテーマにした短編ドラマですよね。沢村さんはなぜ数ある部活の中から弓道をテーマに選んだんですか?

「僕が部活の中で一番弓道が好きなので…というわけではなくて、最初は剣道がやりたかったんですよ。でも『それはもう本編の中でやってます』って言われてしまって。とにかく“道”がつく部活がやりたかったんです。その後『書道やりたい!』って言ったら、『今、成海さんが“書道ガールズ!!”('10年)の撮影してます』と言われて。次に『茶道やりたい!』って言ったら、『今回の作品でもうほかの監督がやってます』って(笑)。それで、璃子のあの長い髪が映えるのは弓道だと思って弓道にしました。彼女は弓道着がすごく似合っていましたし」

――沢村さんは、部活は何をされてたんですか?

「中学、高校とバレー部でした。映画『おっぱいバレー』('08年)に出てくるバレー部員みたいな(笑)。練習はやっていたんですけど、もっときちんとやっておけば良かったなとは思いますね」

――話は変わりますが、主演の成海さんの印象を聞かせていただけますか?

「以前、映画『山形スクリーム』('09年)で共演したのですが、言葉で自分を表現するよりは『こういう音楽が好き』だとか、そういうことで表現するほうが得意な子だと思いました。『山形スクリーム』のときに、竹中直人監督と璃子と一緒にパリに行ったことがあって、飛行機の中で隣の席だったんですけど、パリまでの16時間ほとんど会話することもなく。16歳の女の子が40過ぎのエロ男爵と話すことなんてないですよ(笑)」

――最後に、次回作について考えていることはありますか?

「全国320館で、ものすごいリスクをWOWOWさんに背負ってもらいながら、なんか面白いものを作れればいいなと思っています!(笑) まぁ実際は、長編よりもっとゆる~い場所でやっていたいですね。興行成績とかは関係なく。そこで60点ぐらいの自己評価が取れるという自信が付けばいいかなと。ただ、今回やってみてほんとにすごく楽しかったんで、またやりたいとは思います」

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

DVD「ブカツ道」
11/3(水)発売 3990円
ポニーキャニオン

[プロフィル]
沢村一樹(さわむら・いっき)'67年7月10日生まれ。鹿児島県出身。B型。
公式HP:http://www.ken-on.co.jp/sawamura/index.html

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