’10年最大ヒット商品は「食べるラー油」「3D映画」、ことしの”顔”は川口春奈
雑誌「日経トレンディ」(日経BP社)が選ぶ、“2010年ヒット商品ベスト30&2011年ヒット予測ランキング”の先行発表会が11月2日、都内で開催され、ゲストとしてはるな愛とWコロンが出席。さらに、同企画でことしの“顔”に選ばれた川口春奈も登場した。
同誌は、'87年の創刊以来、あらゆるトレンドを紹介。毎年12月号はその年々にヒットした商品・サービスをランキング発表し、その翌年のヒット予測ランキングも恒例となっている。'10年ヒット商品1位は、業界内外で関連商品の発売ラッシュとなり、市場規模が7倍以上に拡大した「食べるラー油」。第2位には興行収入ランキングのベスト3を独占した「3D映画」が選ばれた。また、同誌は、'11年のキーワードを“モバイル多様性”“質実冒険”として、'11年ヒット予測1位に、GPS機能を使用した位置情報ゲームと割引クーポンが結びついた「得するジオゲーム」を予測した。
ことし、即興謎かけで大ブレイクを果たしたWコロンのねづっちは「ことしはこういう場所にも呼んでもらえるようになりましたし、結婚もできました。木曽さんは子供もできましたしね」と順風満帆の1年を振り返った。一方、木曽は「ことしは人生において記念すべき“バイトからの卒業”ができました!」と高らかに宣言。しかしその後「厳密に言うと籍はまだ残しているんですけど…。だって仕事いつなくなるかわかんないじゃないですか!?」と明かし、大ブレイクゆえの不安を語った。
ことしの24時間テレビマラソンランナーに選ばれ、幅広い分野で活躍したはるなは“お菓子のお姫様”をイメージしたドレスで登場。ことしの自分の中でのヒットを聞かれると「マラソンですね! いままでは『マラソンの何が楽しいんやろ? 走る人の気持ちがわからん』とか思ってたんですけど、最近はちょっと走ってないと『走りたい!』と思うようになりました。走ってないとゆるくなっていきそうで(笑)」とマラソンランナーらしい回答を。木曽がすかさず「マラソンのトレーニング中のはるなさんは、会うたびにふくらはぎが男になっていくのが確認できましたね」と突っ込むと、はるなは「毛も生えちゃってね…」と自虐的に返し、会場を沸かせた。一方、川口は「ことしの顔に選ばれてすごくうれしく思っています。ことしは充実していて、お仕事大好きなので楽しかったです。すてきな女優さんになるのが夢なので、少しでも夢に近づけるようにがんばります」と笑顔でコメント。また、自分の中のことしのヒットが“お笑い”だという川口。“好きな芸人さんは?”という質問に川口は「FUJIWARAさん」と即答し、Wコロンの2人から「少しは気を使いなさいよ!」と突っ込まれる一幕も。
最後はねづっちがブレイクのきっかけとなった得意の謎かけを披露。「ことしのWコロンと掛けまして、踏ん張っている夏とときます。その心は飽き(秋)がこないように頑張るのみです」。
2010年ヒット商品ベスト5は以下
1.「食べるラー油」エスビー食品が桃屋を追随したが、いずれも品薄が続く。業界内外で関連商品が発売ラッシュとなり、ラー油市場は7倍以上の規模に拡大。
2.「3D映画」興行収入ベスト3を独占。155億円稼いだ「アバター」('09年)の大ヒットでアトラクション性が観客に認知された。対応スクリーンも倍増。
3.「スマートフォン」Xperia、iPhone4が大ヒット。3月に約7%だった携帯販売台数に占めるスマートフォンの割合は、9月には約28%にも達した。
4.「プレミアムロールケーキ」累計5000万個を販売し、ローソンのオリジナルデザートの年間売上高は約6割増に。同様のロールケーキをコンビニ各社が後追い。
5.「iPad」発売当日、銀座に1200人以上が殺到。新発想のツールに、個人のほか法人までもが飛びついた。タブレット市場を切り開いた先駆者。