<試写室>「トレース―」人を“信じる”ことは簡単そうで難しい
第9話あらすじを紹介!
家族が殺害された25年前の「武蔵野一家殺人事件」を追う真野(錦戸)は、高校教師の早川(萩原聖人)から、殺害された時に妊娠していた姉・仁美(夏子)に関する情報を聞く。
早川は、当時の生徒たちに話を聞いて回ったが、仁美に交際相手がいたかどうかは分からなかったという。真実を解明する糸口を見つけられずに憤る真野。
仕事帰りのノンナ(新木優子)は、公園から出てくる真野の姿を見つける。遅れて、早川が出てくるのを見たノンナは…。
一方、虎丸(船越英一郎)は、アパートで殺害された胡桃沢綾乃(美山加恋)の事件を捜査する。死因は脳挫傷で、凶器は見つかっていなかった。
被疑者として浮上したのは富樫康太(和田正人)。かつて綾乃と交際していたが、傷害致死罪で服役し、仮出所したばかりだった。
7年前、富樫は綾乃と結婚するためにある企業に就職。だが、その企業は暴力団とつながりがあり、悪質な事業をしていた。富樫は利権を争う相手から暴行を受けた際に、相手を刺してしまったのだ。
その事件で富樫を逮捕したのは虎丸だった。綾乃には婚約者がいたことから、事件は痴情のもつれが原因とも思われた。
鑑定を行った真野(錦戸)は、着衣にバラの花粉が付着していることを報告。事件当夜に富樫がバラを購入していたことも判明する。それでも、虎丸は富樫の犯行だとは信じられなかった。