2019年3月1日に興行60周年を迎えた吉本新喜劇が、28日(木)より記念公演「吉本新喜劇ワールドツアー~60周年 それがどうした!~」をスタートさせる。
本ツアーでは、小籔千豊、川畑泰史、すっちー、酒井藍の4座長が2人ずつに分かれ、47都道府県の全てで公演を行うほか、タイトル通り海外公演も予定されている。
ザテレビジョンでは、座長として常に新たな笑いを追求する小籔千豊とすっちーの両名にインタビューを敢行。ツアーへの意気込みや、吉本新喜劇への思いを聞き、60年の歴史を誇る吉本新喜劇の神髄に迫った。
「スリランカで“乳首ドリル”をやったら怒られました(笑)」(すっちー)
――このたび内場勝則さん、辻本茂雄さんが2月で座長のポジションを勇退し、現座長は小籔千豊さん、川畑泰史さん、すっちーさん、酒井藍さんの4人になりました。また、それに加えて、清水けんじさん、吉田裕さん、信濃岳夫さん、諸見里大介さんの4名が“リーダー”に就任しました。吉本新喜劇が新体制でスタートするにあたり、今の心境をお聞かせください。
小籔千豊「内場さんも辻本さんも、新喜劇を辞めはるわけではないので、基本的には何も変わらないと思うんですけど。ただ、新しいリーダーの子らが会社から言われてるのは、『君たちは“お試し座長”や』と。今後の働き次第で、座長になれるかどうか決まるので、あの4人はめっちゃ頑張り出すと思うんです。それは、すごくいいことですよね。僕らとしては、『リーダーはみんな頑張ってるのに、座長の4人は全然頑張ってない』って言われるのが一番ハズいので、焦り始めてるところです(笑)」
すっちー「リーダーの4人は、若い世代の役者を積極的に使うようになると思うんですよ。新喜劇には今、110人くらいの座員がいて、毎年10人くらい新人が入ってくるので、僕も正直まだ使い方が分からないような子も増えてきているんですね。その点やっぱり、リーダーの4人は、その子たちとの距離感は近いから、『この子、こんなことができるんや、こんな面白い子やったんや』みたいな局面が増えていくんじゃないかと思いますね」
――今回、“ワールドツアー”ということで海外公演も予定されていますね。
小籔「日本語でやるので、期待も不安も特にないんですが、僕としてはシンガポールのカジノに行けたらなと。それが一番の楽しみです(笑)」
すっちー「海外だと、『これはやったらアカン』っていうことがたまにあるんですよ。例えば、スリランカで『西遊記』のパロディの映画の撮影をしたときに、僕が三蔵法師、吉田裕が孫悟空に扮して、その格好のまま“乳首ドリル”をやろうと思ったら、現地の人から『お坊さんが男性の服を脱がせて、しかも乳首を棒でこねくり回すなんて、もってのほかや!』と怒られまして(笑)。だから今回の海外公演も、日本人のお客さんが多いのかもしれませんけど、とはいえ情報がよそに漏れて、『けしからん!』とならんように、そのへんだけは、何となくの情報は聞いておきたいなと」
2019年3月28日(木)〜9月8日(日)
料金:前売5500円(全席指定)
問合せ:チケットよしもと予約問合せダイヤル 0570-550-100(朝10:00~夜7:00)
※各会場、スケジュールなど詳細は「吉本新喜劇ワールドツアー~60周年 それがどうした!~」オフィシャルサイトを参照ください
https://shinkigeki-60th.yoshimoto.co.jp
※ライブ・ビューイングも開催決定!
https://liveviewing.jp/contents/shinkigeki-60th/