「PSYCHO-PASS サイコパス」狡噛役・関智一「監督が相当気合い入ってますので、楽しみにしていてください!」
期待を120%越えて、期待を裏切らない仕上がりに!
――では、関さんから見た「狡噛」というキャラクターのイメージは、どんな感じですか?
面白いキャラクターですよね。ただのニヒリストとかワイルドな人というわけじゃなくて、元々優等生な青年が環境の中でこういう感じになっていって、インテリヤクザみたいな感じですよね。
冷静に分析して、このシステムの盲点と、そこからはみ出た犯罪者が出てきた時の対処法を自分なりに考えて、結果、ちょっとアバンギャルドみたいなことをやっちゃうところが、バランスが面白いですよね。頭良いけど、突拍子もないこともやっちゃうし、結果、国から大罪人として追い出されるというか逃げざるを得なくなっちゃう。
また、最初はもっと完成されたスーパーマン的な人物像を想像してましたけど、意外と迷える人なんだな、自分がどうあるべきかを、いまだに模索しながら流浪してるなと。もっと人間っぽい人でした。
――関さんにとって「PSYCHO-PASS サイコパス」とは、どんな存在でしょうか?
内容的にも好きな話でしたし、役柄も自分の年齢感とキャリアを活かせるようなキャラクターだったので、自分としては大きい1つの出会いだったと思います。最初はこんなに大きなコンテンツになるとは思っていませんでした。
「踊る大捜査線」の本広克行監督が刑事アニメを作る、というオーディションの要項があって、内容はまだ細かくは書かれていませんでしたが、前時代的な刑事の雰囲気を持ったキャラクターということで、狡噛のオーディションを受けました。宜野座も受けましたが、狡噛をやりたかったです。
最近いろいろなニュースを見ていると、このアニメが先取りしていたんだな、と感じます。アニメと似たようなシステムが実用化されていて、中国では何万台、何億台って監視カメラが街角にあって、全部分かってしまうんですよね。
ロシアでは犯罪を起こしそうな人を検出できる装置があるそうで、本当に犯罪を起こす人にしか反応しなくて、俳優のお芝居には無反応だとか。目の動きとか体温とかで分かるらしいです。すごいですよね。
――最後に「Case.3」をこれから見るファンの方々に、メッセージをお願いします。
今回、狡噛もようやく1歩を踏み出すことができるというか、また新たに、彼の中の物語も動き出すんじゃないかなと思います。皆さんの期待を120%越えて、期待を裏切らない仕上がりになっていると思います。
「Case.1」「Case.2」がとても素敵な仕上がりになっていて、それをして監督が、「Case.3」の出来も著しく良いと何回もおっしゃるものですから、自ずと期待感が膨らんじゃいます。監督が相当気合い入ってますので、 楽しみにしていてください。
2019年3月8日(金)公開
【HP】https://psycho-pass.com
【Twitter】@psychopass_tv
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