<試写室>「トレース―」“ラスト数分”の衝撃に震えが止まらない
3月といえば「卒業シーズン」。もう学生生活とは縁遠い年代になってきたが、なんとなくこの時期は卒業式を思い出して懐古の情に浸っていたり……はしないが、思いをはせることはある。
そういえば先日某局の音楽番組でやっていた“平成30年間で最も泣いた卒業ソングランキング”で、1位になったのはレミオロメンの「3月9日」だった。
「3月9日」といえば、注目されるきっかけになったのは錦戸亮もメインキャストとして出演していたドラマ「1リットルの涙」(2005年、フジテレビ系)だ。
思えばそれからもう十数年たっているのに、今も変わらず第一線で活躍する錦戸ってすごいし、当時からやや大人びた印象があったこともあるが、今あの役をやっても大丈夫なんじゃないか?ってくらい若々しい。
それはともかく、卒業といえば連続ドラマも3カ月の放送を終えて、そろそろ卒業=最終回を迎える。やはりこの時期は少し寂しいな。私が好きなあのドラマも今回と次回のあと2話で卒業だ。
各局で放送されているドラマやバラエティー、アニメなどを事前に完成DVDを見て、独断と偏見とジョークに満ちたレビューで番組の魅力を紹介する、WEBサイト・ザテレビジョン流「試写室」。
今回は3月11日(月)に放送される錦戸主演の“月9”ドラマ「トレース~科捜研の男~」(夜9:00-9:54、フジテレビ系)第10話を取り上げる。いよいよクライマックスへ、待ったなしだ。
本作は、陰惨な過去を持つ法医研究員・真野礼二(錦戸)が、「鑑定結果こそ真実だ」という信念のもと、他人とは違う視点で難事件の真実に迫っていく姿を描いた物語。