声優・本宮佳奈、大好きなクトゥルフ神話テーマの舞台出演「心にずしんと残る舞台に」
ボードゲーム×舞台作品のコンセプトで舞台プロデュースを行う「聖地ポーカーズ」の新作「HOPELESS」が4月3日(水)より7日間連続、全11公演で開幕する。同作の主要人物の一人、蛯原深雪を演じるのがアニメ「けものフレンズ」(2017年)』フェネック役で一躍注目を集めた声優・本宮佳奈。「HOPELESS」の物語の主軸を成すクトゥルフ神話やTRPGにも造詣が深く、ニコニコ生放送「クトゥルフ神話TRPGチャンネル」内番組にてメインパーソナリティも務める本宮に、同作の魅力を聞いた。
舞台「HOPELESS」はヒット作「舞台版ハコオンナ」を手掛けた演出家、榎原伊知良による新作で、日本近代史にフィクションを組み合わせた“超宇宙的歴史ミステリー”。
高度経済成長時代の真っ只中の昭和中期、ある富豪の男が変死体で発見された。富豪は死ぬ直前、大手建築事務所に一風変わった建築依頼をしていた。建築依頼は取り消しかと思われたが、事務所に現れた富豪の娘と名乗る女「深雪」は富豪死の理由がその建築に隠されていると続行を希望する、というストーリーだ。
ーークトゥルフ神話TRPGチャンネルでのメインパーソナリティとして活躍されており、自身もクトゥルフ神話、TRPG好きと伺っています。舞台「HOPELESS」の話に入る前にクトゥルフ神話やTRPGの魅力を教えてください。
本宮「クトゥルフ神話とは、人知の及ばない存在のお話です。“邪神”と呼ばれていることが多いですね! そして、TRPGとは、自分の作ったキャラクターを想像で動かし、会話とサイコロだけで物語を進めていくアナログゲームです。巻き込まれた事件をどう解決するのか、人が到底敵うはずのない神話生物にどう立ち向かっていくのか…… ゾンビ映画を観ていて“自分がこの世界にいたらどうしよう?”と考えたことはありませんか? そんな体験をできるのがクトゥルフ神話TRPGです! デジタルゲームの選択肢のような行動制限がなく、自由に動き回ることができるのも楽しみの一つです。自分の行動や発想次第でお話が変わるので、生まれるドラマは無限! やる前は難しいと感じるかもしれませんが、やってみるとどんどん深みにハマるゲームです。ぜひ一度やってみてください♪
5月26日生まれ。埼玉県出身。血液型A型。声優として代表作はアニメ「けものフレンズ」(フェネック、オオアルマジロ)、「温泉むすめ」(有馬輪花)など。
●舞台「HOPELESS」
2019年4月3日(水)~4月9日(火)
築地本願寺ブティストホール
作・演出/榎原伊知良