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androp内澤崇仁、上白石萌音は「歌がめちゃくちゃ上手いうえに表現力がある」【「ハッピーエンド」後編】

2019/04/05 19:05

公開中の映画『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』の主題歌「ハッピーエンド」。この曲はandropのフロントマンである内澤崇仁が楽曲を提供し、映画でヒロインを務める上白石萌音が歌を担当したもので、上白石萌音×内澤崇仁androp)名義で4月5日(金)に配信リリースされる。実は7年前まで遡るという2人の出会いから、映画を観た女子中高生たちをキュンキュンさせている「ハッピーエンド」の制作秘話まで、2人にたっぷりと語ってもらったインタビュー。後編は、互いの魅力から、レコーディングの様子なども聞きました。

作詞・作曲を務めたandroの内澤崇仁と上白石萌音
作詞・作曲を務めたandroの内澤崇仁と上白石萌音撮影=井出眞諭


萌音さんの歌録りのときは男3人で身悶えしてました(笑)(内澤)


――レコーディングも一緒に行われたそうですが、どんな雰囲気でしたか?

上白石:内澤さんが出してくださる一つ一つの指示がすごく分かりやすくて。曲のイメージを映像で伝えてくださったんですよね。

内澤:そうですね。何か、女の子が部屋の中にいて、最初はちょっと暗い感じなんだけど徐々に妄想が膨らんでいって、サビになると部屋の壁がバンって取れて……。

上白石:ドリフみたい(笑)。

内澤:で、ミュージカルみたいに外に踊り出して行くっていうイメージがあるんですってことを伝えたら、それをそのまま歌に変えてくれたというか。

上白石:私も歌うときに頭の中で映像を流すのが結構好きなんです。内澤さんもそうですか?

内澤:そうですね。「ハッピーエンド」には萌音さんがそうやってる画が見えていたので、それを伝えて歌ってもらいました。

上白石:とても演劇的な指示で、それが私にとってはすごく分かりやすかったです。あと、すごく自由にやらせていただいた印象もあります。ちょっと遊んでみてくださいとか。

内澤:小悪魔的な感じはどうですか?とか(笑)。

上白石:ありましたね(笑)。

内澤:その小悪魔的な部分がすごく出ているのが、<あと1センチが遠いよ>の<あと>とか、<だめだ だめだ 期待したってどうせ>の<だめだ だめだ>とかなんですけど、言葉のニュアンスでこんなに表現が変えられるんだというのを今回知って。萌音さんの歌録りのとき、男3人くらいでスピーカーの前にいたんですけど、そのあたりでみんな身悶えてるんです(笑)。みんなそこでキュンキュンしてる、みたいな。そういうレコーディングは初めてでした(笑)。

――andropの現場では見られない光景ですね。

内澤:andropでは絶対できない(笑)。萌音さんの表現力の豊かさをすごく感じました。

上白石:いえいえ。それは内澤さんが引き出してくださったからです。

――内澤さんはこれまでいろいろな方に楽曲を提供されていますが、上白石さんの魅力はどういうところだと思いますか?

上白石:え〜、うれしい!

――まだ何も言われてないです(笑)。

上白石:そうでした(笑)。

内澤:さっきも言ったように、表現力がすごく高いと思います。すごく大人っぽくも歌えるし、少女のようにも歌えるっていう表現力の幅があって。しかも、音程がズレないんですよ。歌がめちゃくちゃ上手いうえに表現力があるので、これからの伸びしろが分からない感じがします。

上白石:ありがとうございます。この言葉で10年は頑張れます(笑)。

――上白石さんもアルバム「and…」ではいろいろなアーティストさんからの提供曲を歌われていましたけど、その中で内澤さんが書く楽曲の魅力はどういうものだと感じられましたか?

上白石:内澤さんの楽曲は、最初に聴いただけで「天才ってこういうことを言うんだな」って思うんですよね。歌詞とメロディーが出会うべくして出会った感じがあって、どちらか片方がじゃなく、両方一緒にスッと入ってくる。それでいて、歌詞もすごく詩的なのに等身大で、歌うと自然に語っちゃうというか。自分で書いたわけではないのに、ちゃんと自分の心から出てくる感じがするんです。だから、内澤さんに書いていただいた曲を歌っているときは、すごく不思議な感じがします。それこそ、お芝居をしている感覚。何回歌ってもそうなので、魔法のような楽曲だなって思います。

――もしかしたら、お二人の感覚って似ているのかもしれないですね。

上白石:どうなんでしょう……。でも、レコーディングのときに内澤さんがおっしゃっていることは、すぐに分かりました。それをちゃんとできていたかは分からないですけど、ピンとくる言い方を全てにおいてしてくださったので。

内澤:良かったです(笑)。前回の「ストーリーボード」のときはツアー中だったのでレコーディングに立ち合えなくて。なので、次がもしあったら、そのときは立ち合いたいなと思ってたんです。

上白石:(内澤とのレコーディングは)すごく幸せな時間でした。私もこの楽曲を歌えたことがすごくうれしいですし、この曲が映画をとても素敵に終わらせてくれていると思っていて。映画を観てくれた方たちからも、みんな「『ハッピーエンド』最高!」という感想をいただいています。頭から離れないので早く配信してください!って声がいっぱい届いて。

内澤:へえ〜。

上白石:私も2年前にこの曲を聴いて頭から離れなくなって、その曲がみんなに届いて、みんなも頭から離れなくなってっていう。音楽の力をあらためて感じました。

――今後もお二人のタッグを期待しちゃいますが、いかがですか?

内澤:ぜひやってみたいですね。

上白石:そんなうれしいことがあるなら。

内澤:萌音さんのためなら何でもします。

上白石:私もです! 何でも歌います!(笑) それに、内澤さんの声やandropさんの曲は、お仕事を始めたころからずっと聴いているものなので、それはこれからも変わらないと思うんです。なので、ずっと聴き続けます。

内澤:ありがとうございます。

取材・文=片貝久美子

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

「ハッピーエンド」
4月5日から配信スタート

画像一覧
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  • 作詞・作曲を務めたandroの内澤崇仁と上白石萌音
  • 【写真を見る】「ハッピーエンド」を2年間、上白石のためにとっておいたというadnropの内澤崇仁
  • 「私の中ではandropさんの存在はすごく大きい」という上白石
  • 「萌音さんの表現力の豊かさをすごく感じた」と内澤
  • 4月5日に配信リリースされた「ハッピーエンド」のジャケット

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