「向かいのバズる家族」内田理央の弟役で役者デビュー! 俳優・那智の読み方は“なち”!!
「向かいのバズる家族」」(毎週木曜夜11:59-0:54、日本テレビ系)に、主人公・篝あかり(内田理央)の弟・薪人役でドラマ初出演となる俳優の那智。「映画が好き」と語る、強い瞳が印象的な21歳だ。
「高校時代、祖父に薦められた『大脱走』(1963年)というアメリカの古い作品を見て映画にハマりました。登場人物たちが、戦争中でも自由に生きるさまにすごく心をつかまれて。その後は、憧れの窪塚洋介さん主演の邦画や、インド映画にも傾倒。知り合いの紹介で見たインド映画は、どれも直球で分かりやすい展開が痛快。主人公は大体、一目ぼれから始まるんです(笑)。そうやっていろんな映画に触れる中で、僕も人の心を動かせる仕事がしたいと思って俳優を目指しました」
――ちょっと珍しい“那智”という名前は、父親命名の本名だそう。
「和歌山に『那智の滝』という場所があって、僕が生まれるタイミングで偶然その文字を見掛けた父がピンと来たらしいです。誰にでも気軽に読んでもらえる名前で僕も気に入ってますし、二文字というインパクトもあるので、名字なしの芸名に自分で決めました。将来は海外の映画やドラマにも出たいので、外国の方にも覚えてもらいやすそうですしね」
――初の連ドラでは、SNSを巧みに活用する就活大学生役に奮闘中。
「ちょうど同世代の役なので、出演が決まってから就活中の友人に会って雰囲気をつかみました。急にしっかりした口調になっていて驚きましたね。薪人は家とSNS、家庭教師で見せる姿が全然違うんです。笑顔からミステリアスまで、表情の切り替えに力を入れて演じているので、注目してもらえるとうれしいです」
取材・文=川倉由起子