乃木坂46が新アルバムをリリース!「“新しい”ではなく“進化する”」グループを担う3期生の本音とは?
乃木坂46の4thアルバム「今が思い出になるまで」が4月17日(水)にリリースされる。18thシングル「逃げ水」から22ndシングル「帰り道は遠回りしたくなる」までのシングル表題曲とカップリング曲のほか、リード曲として書き下ろされた「ありがちな恋愛」や、アルバム初参加となる4期生だけの楽曲「キスの手裏剣」(初回生産限定盤のみ)などを収録。
約2年前、3rdアルバム「生まれてから初めて見る夢」の制作時は、グループ加入からわずか半年しかたっていなかった3期生の伊藤理々杏、大園桃子、佐藤楓にとって、今作はより感慨の深い作品になったようだ。
――3期生の皆さんにとって、これまでの活動を振り返るようなアルバムになったのではないでしょうか?
伊藤:そうですね。そういう懐かしさと同時に、すごく不思議な感覚もあります。2年前は、グループに入って間もなかったし、アルバムに初めて参加するということでまだいろんなことが分からない状態でした。でも、今回のアルバムではわたしたちの“後輩”ができている状態ですからね。「4期生も参加してる!」という事実にビックリしています。
佐藤:それは本当に驚きだよね。そんなに時間、経ったかなぁって。
伊藤:時の流れはすごく早いんだよ(笑)。収録曲のラインアップを見ると、「逃げ水」や「ジコチューで行こう!」、さらにその次の「帰り道は遠回りしたくなる」と、3期生が少しずつ選抜メンバーに入れさせていただいた曲が並んでいるので、わたしたちにとっての濃い時間が凝縮されている感じがします。
大園:たしかにそうだね。3rdアルバムのころはいろんなことに必死だったから周りが見えていなくて、正直、アルバムの制作についてそんなに覚えてないもん(笑)。ただ、ジャケット写真の撮影の時に、1期生や2期生の先輩とご一緒だったので、すっごく緊張したことは覚えています。今では先輩たちとの距離がだいぶ縮まりました。
佐藤:今回のジャケットは、個別に撮影した各メンバーの写真が、額縁に入れられて“思い出の写真館”のように飾られているデザインです。3期生が参加させていただいた曲も多く収録されているので、思い出が詰まった作品になりました。
――なるほど。あえて“推し曲”を1曲だけ選ぶとしたら?
大園:わたしは「逃げ水」ですね。初めてシングルの選抜メンバーになったうえに、初センターという大役をいただいた曲なので忘れられません。当時はプレッシャーがすご過ぎて、実は好きな曲とは思えなかったんですよ(笑)。でも、そんな気持ちもちょっと懐かしく思える今となっては、とても大好きな一曲です。先輩たちにすごく支えていただいたことを覚えていますし、まさに、今回のアルバムのタイトル「今が思い出になるまで」という感覚の曲ですね。
伊藤:先輩との思い出ということなら、わたしは「三角の空き地」かなぁ。この曲でセンターを務めたのは1期生の中田花奈さんなんですけど、パフォーマンスが本当にカッコいいんですよ。わたしは花奈さんの隣のポジションだったので、そのすごさを間近で見て感銘を受けました。自分もこんなにカッコいいパフォーマンスができるようになりたいなと強く思えた、大切な曲です。
佐藤:その気持ちは分かるなぁ。わたしは「帰り道は遠回りしたくなる」に同じような思い出があります。個人的に初めて選抜入りできた曲ということもありますけど、乃木坂46に入る前からあこがれていた西野七瀬さんにとって最後のシングルだったという点が大きいですね。歌番組や雑誌にたくさんださせていただいて、七瀬さんと一緒に活動できましたから。ただ、このシングルの活動期間中に何人かの先輩が卒業されてしまったのは残念です。今は、「悲しいけど新しい道を進まなきゃ!」という気持ちです。