松坂桃李、車いすでの演技への意識「“できないことはできない”という自分を受け止める」
前向きに考えられるきっかけになれるようなドラマになれば
また今回、車いす生活を送る樹を演じるに当たり、意識していることは「“できないことはできない”という自分を受け止めることです。
車いすになってしまってから、自分ではできないことがあって、それを受け止めて、どこで線引きしてしまっているのかということは、結構大事だと思うんです。それによって人との距離感が変わってくると思うので。その空気感は大事にしたいです」と繊細な心情の変化に思いを寄せる松坂。
さらに、ドラマを通して伝えたいメッセージについては「主人公が車いす生活を送っている設定ではありますが、物語の軸としては、欠けている2人がそれぞれ補い合って一つの景色に向かって歩んでいくという物語です。なので、ぜひ皆さんも身近な何かに置き換えて見ていただきたいです。
もしお付き合いをされている方がいるなら、その方と『一緒にやっていこう』と前向きに考えられるきっかけになれるようなドラマになればうれしいです。“1人で頑張り過ぎない”ということは、大事だと思います」と松坂は答えた。