人気声優・梶裕貴がドラマに“進撃”も「受験生のような気持ちだった」ワケ
――役作りはどのように行われたのでしょうか?
台本に書かれていることに対し、いただいた演出で応えていければ、最低限のラインはクリアできます。でも役を任せていただいている以上、いかにそこにプラスアルファを加えられるか。それを大切に考えながら取り組みました。
今回僕が演じた裏沢直人は、とある作戦を遂行するために、皆さんに指示を出しながら物語を動かしていく役割もありつつ、日常会話とも違うシチュエーションでの芝居が必要になってくる役どころです。
そのためか、共演者の皆さんも「ここまでゲストさんのせりふ量が多いのは珍しい」と仰っていたくらいせりふが多かったのですが(笑)、僕としては見せ場をたくさんいただけたことになるので、とてもうれしかったですね。
台本をいただいてから約2週間、声優の仕事を終えて、家に帰って、台本に沿って、動きや芝居のイメージなどを作っていきました。
キャラクターとしての芝居とはいえ、映像の世界で役者としても活躍されている皆さんにダメ出しや指示出しをするのは、本当にハードルが高いな、と思いましたが(笑)、やるからには「とことん攻めてみよう」と吹っ切って「ここはこういうチャレンジをしてみよう」などそれぞれのシーンに合わせ、いろいろなシミュレーションを組み立てました。
その後、実際に現場で共演者の皆さんと一緒にお芝居をして、さらにいろいろと上乗せやブラッシュアップをしていきました。
実は、台本に大まかな流れはあるものの、役者に“おまかせ”の場面も多くて(笑)。だからこそ、いろいろなアドリブも加えられたりしますが、それが“ウケた”としても次のテイクで同じものをなぞるだけだと、芝居も笑いも鮮度が落ちてしまう。まさに「ナマモノ」だと感じました。
だから毎回、怖がらず「どう返そうかな?」「ここは仕掛けてみよう」などと考えながら、果敢に芝居でぶつかっていく姿勢を大切にするようにしていましたし、皆さんそうして作品に取り組んでいらっしゃいました。
毎週水曜夜0:59-1:29 日本テレビにて放送中
ドラマ「遊戯(ゲーム)みたいにいかない。~dTV限定版~」(全2話)
dTVにて配信中
出演=東京03、山下健二郎、山本舞香/dTV限定版第2話ゲスト=梶裕貴
【URL】https://mitaini.dtv.jp/
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