「モリのアサガオ」がクランクアップ! 伊藤淳史が「役者人生の中で財産になった」
テレビ東京系で毎週月曜に放送中のドラマ「モリのアサガオ 新人刑務官と或る死刑囚『絆』の物語」が12月5日、撮影をすべて終了。出演者の伊藤淳史とARATAが心境を明かした。
本作は、テレビドラマで向き合うことの少なかった“死刑”というテーマを通し、そこで起きるさまざまな人間模様を描いたドラマ。新人刑務官・及川直樹(伊藤)は、幼いころに少年野球チームで一緒だった死刑囚・渡瀬満(ARATA)と死刑囚舎房で再会。さまざまな死刑囚と接するうちに直樹は、人が人に対して償うということ、許すということについて悩んでいく。
クランクアップを迎え、伊藤は「最高に暑かったクランクイン(9月5日)を思い出すと、時の流れを感じます。この役を演じてきて僕も感じることが多かったです。普段は役を引きずらないのですが、今回は、撮影の帰りに考えてしまうことも多く、このドラマの存在の大きさを感じました」と振り返った。また、「最初に監督が、『やる意味のあるドラマだ』と言っていたのが、今はよく分かります。僕の役者人生の中でも財産になりました」と、笑顔で充実感をにじませた。
一方、ARATAは最後のシーンのカットがかかると、力の抜けたような表情を見せた。「渡瀬満と共に3カ月間過ごしてきて、正直、心も体もボロぞうきんのようになりました。でも、そのくらいやりがいのある、全身全霊を懸けてできる役柄。やらせていただけたことがとても幸せです」と過酷な撮影を終えて満足げ。さらに、「3カ月間、時に支えてくれて、一緒に戦ってきてくれた監督やスタッフには感謝しています。特に、僕の不器用な全力投球を受け続けてくれた伊藤くんに最大の感謝をしています。時代に残る作品になりました。皆さんと共に作れたことをうれしく思います!」と、締めくくった。
毎週月曜夜10:00-10:54 テレビ東京系で放送中
※最終回は12月20日(月)