倉科カナ、尊敬する天海祐希との初共演に「いつも以上に身が引き締まりました!」
倉科カナのコメント
――「緊急取調室」への出演が決まったときのお気持ちを聞かせてください。
「緊急取調室」は私がとても尊敬している天海さんをはじめ、大好きな俳優さんたちが出演されているので、ずっと見ていたんです。実は、たまたまプロデューサーさんと知り合いだったので、「私も出演したいな」と言ったこともあったんですよ。
それがついに実現して、すごくうれしかったですし、天海さんがどんなお芝居をされるのか楽しみで…! その半面、先輩たちに囲まれて、「自分にちゃんとお芝居ができるのか…」と、ちょっと不安にもなりました(笑)。いつも以上に身が引き締まりました!
――天海さんとは初共演ですよね。実際にお会いして、どんな印象を受けられましたか?
凛としてらっしゃって、せりふの間合いもすごく独特で面白いので、どんな心のエンジンを持った方なんだろう…と、一視聴者として拝見しているときから思っていたんです。今回の現場でも、とても返しが面白かったんですよ! お芝居でももちろんですが、撮影の合間に共演者の皆さんとお話されている天海さんからも、そういう部分が垣間見られて、ワクワクしました。
あと、天海さんが子役たちの気を引き締めるため、愛のある厳しい演技指導をされていたんです。天海さんだからこそ、厳しい指導もチャーミングで、現場も和みますし、なおかつ引き締まるんですよね。すごくバランス感覚に長けた方だなぁって思いました。すごく格好よかったです! より一層ほれました(笑)。
――天海さんと取り調べで対峙(たいじ)したときは、どんな心境でしたか?
緊張しましたね。でも、天海さんが「せりふが言いづらいところはないですか?」「私はこう出ようと思うんだけど、大丈夫ですか?」と、とっても寄り添ってケアしてくださったんです。この作品を見るたび、ゲストの皆さんがキントリ・メンバーの中で自由気ままに泳いでいらっしゃる感じがしていたんですけど、今回その理由がよく分かりました。
ご自身のせりふも多くて大変なのに、私たちのことまで気に掛けてくださる器の大きさに、またほれちゃいました(笑)。天海さんたちのおかげで、私自身もとても難しい役どころではありましたけど、自由に泳げたと思います。
――そんな難しい役どころである熱血保育士・柴田七海を、どうやって構築していきましたか?
七海は正義感にあふれた、真面目で真っすぐな保育士なんです。なので、子供たちや自分自身を“守る”という姿勢に重点を置いて、役を作りました。子供たちと接するシーンに関しては…実は私、母性の強い役が多く、子供や動物を相手に芝居をする機会が多いんですよ。
向こうは本能で動きますし、こちらが失敗するわけにはいかないので、すごく緊張しますけど、予想がつかないぶん面白いです。私はアクシデントがあると燃えるタイプなので、そういうお芝居が大好きなんです。
――最後に視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
第6話はどうしようもない矛盾に満ちた切ない物語なので、最後までご覧いただきたいです。今回の七海も取り調べられるだけはある“ワケあり”の役柄。彼女がどう天海さん率いるキントリ・メンバーと渡り合っていくのかにも、ぜひ注目してください。