高杉真宙、“狂気の暴君”菅田将暉に翻弄される青年に!「真っすぐに生きていきたい」<カリギュラ>
ドラマ・映画「賭ケグルイ」や「高嶺と花」(フジテレビほか)、7月スタートの「サイン―法医学者 柚木貴志の事件―」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)、8月31日(土)スタートの「サギデカ」(毎週土曜夜9:00-9:50ほか、NHK総合ほか)出演と、引っ張りだこの俳優・高杉真宙が、11月より公開される舞台「カリギュラ」に出演することが分かった。
「カリギュラ」は、20世紀のフランス文学界を代表する劇作家・小説家のアルベール・カミュによる戯曲。
暴君として知られるローマ帝国第3代皇帝カリギュラを題材に、彼の絶望や狂気、悲しみなどを描いた作品で、作者自身が「異邦人」「シーシュポスの神話」と共に“不条理三部作”と位置付けた名作だ。
本作は、日本演劇界を代表する演出家・栗山民也が指揮を取り、デビュー10周年を迎える菅田将暉が主演を務める。
そんな「カリギュラ」の中でも重要人物の1人で、幼い頃からカリギュラの寵(ちょう)愛を受けてきた若き詩人・シピオンを高杉が演じる。
菅田とは「35歳の高校生」(2013年、日本テレビ系)以来6年ぶりの共演となる高杉が、実父を目の前で殺され、憎しみながらもカリギュラにどこか引かれるという難しい役どころに挑む。
出演に当たり、高杉は「自分にとってどの作品も挑戦し、食い付いていかねばと思っているのですが、このカリギュラという作品で初めて栗山民也さんに演出していただくということが、うれしくそして緊張もしています」とコメント。
続けて「初めてのビジュアル撮影で菅田さんの写真を見た時にカリギュラという人間を見る感覚と言いますか。静けさの中で爆発しているように感じて、自分はどんなふうになるのか、どんなふうに撮られるかなと楽しみにしていました」と語る。
さらに「父を殺され、しかし彼に憎しみだけでなく、いろいろな感情が交差するという純粋なシピオンを、真っすぐに舞台上で生きていきたいと思います」と意気込んだ。