玉木宏が松本清張の代表作「砂の器」でテレ朝のドラマ初主演!
2011年春にテレビ朝日系で放送予定の「二夜連続ドラマスペシャル 松本清張 砂の器」(仮)で、玉木宏がテレビ朝日のドラマに初主演を果たすことが分かった。
「砂の器」は松本清張原作の長編推理小説。物語は昭和35年12月、東京・蒲田駅構内の操車場で初老男性の他殺体が発見されるところから始まる。玉木が演じる吉村弘は、先輩刑事に教えを請いながら、持ち前の粘り強さで真相を突き止めようとする若手刑事。吉村は悲惨な戦争体験から心にある種の闇を持っており、犯人も抱えているであろう闇と自身を対峙(たいじ)させることで、事件の深部に近付けると信じ、捜査にまい進していく。
'74年に公開された映画版では、丹波哲郎演じるベテラン刑事・今西栄太郎が、そして近年では'04年にTBS系で放送された連続ドラマ版で、中居正広演じる音楽家・和賀英良が主役として描かれたが、今回は玉木演じる吉村刑事が主役。吉村目線でのドラマ化は初となる。
また、玉木のほかにも豪華俳優陣が名を連ねた。脚本家・竹山洋氏のオリジナル登場人物として、吉村刑事と共に事件の真実に迫る女性新聞記者・山下洋子役を中谷美紀が演じる。ほか、和賀英良役を佐々木蔵之介、今西刑事役を小林薫が務める。
玉木は今回の主演について「たくさんの方に知られている大きな作品だけに、自分自身がかかわっていく事に大きな緊張感がありますが、同時にやりがいを感じます。作品の社会的背景など、今を生きる上で大切なテーマは、いつの時代も変わる事はない。所轄の刑事、吉村弘を通して現代にも通ずる作品のメッセージを残したいと思います」と意気込みを語った。
2011年春 テレビ朝日系で放送予定