阿川佐和子、クールなキャリア管理官を好演「宅麻さんは怖がってました(笑)」
阿川「偉そうにするのってなかなか難しい」
――ドラマに出演された感想は?
ミステリードラマに出演するのは初めてのことなんです。管理官役は難しかったですが、それよりもテレビ朝日のミステリードラマの撮影現場の様子が「なるほど、老舗だな!」って感じがして面白かったです。スタッフの中にも“現場の主”みたいな方がいらっしゃいました(笑)。
――演じる上で心掛けたことは?
私が演じた宗方楓は、上から目線でプライベートは見せないキャリア女性。私みたいに“小っちゃい女”が、スラーッと背の高い皆さんの中で偉そうにするのってなかなか難しかったです。
――演じるお仕事の面白さとは?
「インタビューや書く」という私の仕事は、基本的には担当編集者と2人のコンビネーションなので、ドラマの世界は携わっている人数の規模がまったく違う。ドラマの現場では、一つの目的に向かって皆さんが自分の“分(ぶ)”の中で頑張っているんですよね。
私はその中で、役者として一つの歯車を回しているんです。皆さんで心地よいハーモニー、オーケストラを作っていくような…。その快感は普段の仕事とは全く違うものなので、そこがやっぱりドラマ現場の醍醐味(だいごみ)だなと思います。