AKB48仲谷明香「声優としてのわたしを知ってほしい」
NHK総合にて2011年3月14日(月)からスタートするアニメ「もしドラ~もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら~」のアフレコ記者会見が'10年12月に都内スタジオで行われた。会見には、浜名孝行監督をはじめ、声優の日笠陽子、花澤香菜、柿原徹也、陶山章央、津田健次郎、浅沼晋太郎、仲谷明香(AKB48)、細谷佳正、中西英樹、赤澤涼太、内匠靖明ら12名が出席した。
同作は、都立高校の弱小野球部のマネージャーとなった川島みなみ(日笠)が、ドラッカーの著書「マネジメント」に書かれた企業経営や、組織論の要素を高校野球に応用し、部員たちと甲子園出場を目指す物語。原作の小説は、発行部数が200万部に達し、実写映画化と漫画化が決定している。
主人公・みなみを演じる日笠は、「みなみはすごく演じやすくて、あまりキャラクターを作るということはなく、とにかくナチュラルに演じています」と語った。野球部のエースピッチャー・浅野慶一郎を演じる柿原は、「僕自身、野球が大好きなので、そのリアルな芝居を、高校生の感覚に戻ってできることが楽しいです」と素直な気持ちを明かした。みなみの親友・宮田夕紀を演じる花澤は、「わたしの父は野球が大好きなので、小さいころはよく一緒に野球を見に行っていました。その時のワクワク感を出せたらいいなと思っています」とアフレコを楽しんでいる様子。声優として初めてレギュラーのアニメに挑戦するAKB48の仲谷は、苦労するシーンがあったようで、「原作にもあったんですが、わたしの演じる北条文乃が一瞬感情をあらわにするシーンがあって、そこがうまく聞こえるように苦労しながら頑張りました」とアフレコ収録を振り返った。
マネージャーの経験について花澤は、「わたしはやったことがないんですが、とてもあこがれていました。ユニフォームを洗濯したり、おにぎりを作ったり、タオルを渡したりと、花嫁修業になりそうだなと思っていました(笑)」と学生時代の思いを語った。
作品の魅力について柿原は、「アニメならではのシナリオ展開や絵などの表現、僕たちの演技に注目していただきたいと思います。原作ファンの方の期待を裏切りたくないと思っていますので、最後まで楽しんでいただきたいです」と作品をアピール。普段はAKB48として劇場を中心に活動する仲谷は、「いつもは歌ったり踊ったりと、顔を見せる仕事をしているので、声だけでのレギュラーの仕事は初めてになります。AKB48の仲谷明香としてではなく、声優の仲谷明香として、みなさんに知っていただけるように頑張ります」と力強く語った。
2011年3月14日(月)~18日(金)、 21日(月)~25日(金)
夜10.55-11.25 NHK総合で放送