山崎育三郎、自身3作目となるカバーアルバムをリリース!「『MIRROR BALL ‘19』はチャレンジし切った作品です」
ミュージカル俳優のみならず、役者、声優など幅広い活動を精力的に行っている山崎育三郎が、自身3作目となるカバーアルバム『MIRROR BALL ‘19』を7月3日にリリース。洋邦問わず、往年の名曲を収録した今作では、プロデューサーにヒャダインを起用。原曲にとらわれない大胆なアレンジで、まさに山崎育三郎にしかできない世界観が繰り広げられている。「音楽活動は唯一、自分が自由になれる場所」と語る山崎に、今作「MIRROR BALL ‘19」にかける思いを聞いた。
1950年代から90年代までの楽曲をダンスミュージックアレンジしたカバー集
――「MIRROR BALL ‘19」というタイトルからも推測される通り、収録されている楽曲はダンサブルにアレンジされたナンバーが中心となっています。まずは今作において、ミラーボールというテーマ、そしてプロデューサーにヒャダインさんを迎えた理由を教えてください。
山崎:一番最初は「ミラーボールをテーマに作りたい」というところからスタートしました。僕はもともとミュージカル俳優としてデビューしているので、舞台上はもちろん、ディナーショーでも、タキシードを着て、ミュージカルナンバーを歌い上げるというようなことをやっていたんですけど、1stカバーアルバム『1936 〜your songs〜』をリリースしたころからディナーショーとは違う、スタンディングのライブもやらせていただくようになって。当時はミュージカル俳優がポップソングのカバーアルバムを出すなんて初めての試みだったと思うし、お客様もペンライトを持ったり、スタンディングで観たりするスタイルに戸惑っていた部分もあったと思うんですよね。でも、そこから徐々に、お客様参加型というか、声を掛け合ったり、僕も客席に下りて行ったりするなど、ミュージカル俳優としてではない“山崎育三郎のライブ”が出来上がっていく中で、もっとみんなを巻き込んだ楽曲があるといいなと思ったときに、ミラーボールと山崎育三郎って、すごくハマるんじゃないかということで、ミラーボールをテーマに作品を作ってみようということになりました。そこにヒャダインさんというプロデューサーを迎えることで、また新しい自分を引き出してくださるんじゃないかという思いがあったんです。
――収録されている楽曲は幅広い年代の名曲が揃っています。選曲はどのように行ったんですか?
山崎:今回は1950年代から90年代までの、各年代でブームになったダンスミュージックを集めました。それらを実際に歌ってみて、曲数を絞っていったんですが……トータルでどれくらいだったかな? なんだかんだ50曲くらい歌ったと思います。で、50年代はこれ、60年代はこれ、70年代はこれ……って感じで、90年代までそれぞれ選んだんですけど、それをただカバーするのではなく、今の令和の時代に生まれ変わったらどうなるか、ヒャダインさんと一緒に作っていったらどうなるかってところを重視しました。
――かなり大胆にアレンジされている楽曲が多いですね。
山崎:そうなんです。リードトラックの「お祭りマンボ」もそうですけど、かつてヒットした名曲を、今の世代の方が聴いてもかっこいいもの、面白いと思えるものにしたいなという気持ちがありました。なので、どの曲も原曲のアレンジにはあまりこだわっていないんですよね。
3240円(通常盤) ユニバーサルミュージック
やまざき・いくさぶろう=1986年1月18日生まれ、東京都出身。10/11(金)に東京国際フォーラムAにて、昨年に引き続き「THIS IS IKU 2019」、全国ツアー「山崎育三郎 LIVE TOUR 2020~MIRROR BALL~」を2020年1月、2月に開催! 11/3(日)にヒルトン東京お台場にて、ファンクラブプレミアムイベントを開催する