小林幸子が紅白リハーサルで本番の衣装を披露!「今までで一番動く衣装です」
12月30日、東京・渋谷のNHKホールで「第61回NHK紅白歌合戦」の2日目のリハーサルが行われた。毎年豪華な衣装でおなじみの小林幸子も登場。本番で実際に着る衣装で登場し、「母」をテーマにした曲「母ちゃんのひとり言」を披露した。
今回の衣装は「母鶴」と名づけられた“巨大鶴”。司会の松下奈緒と嵐からの紹介を受けると、小林はステージ中央に白いきらびやかなドレスを身にまとった状態で登場。1番を歌い終わると小林の両袖から巨大な羽が現れ、横13メートル、先端の高さが8メートルにまで羽が広がった“鶴”に早変わり。小林はその鶴の上に乗った状態でステージを移動しながら熱唱した。歌い終わったあと、この日客席に集まった関係者からは大きな拍手や歓声が沸き起こった。
リハーサル後、歌い終えたばかりの小林が衣装制作を担当したデザイナーと囲み会見を。担当デザイナーは、今回の衣装について「鶴が雄大に空を滑空する姿を作り出すために、駆動軸を増やさなければいけなかったところが難しかった」と明かした。さらに「なめらかな動きを実現するには、やはり人の力が必要で中に8人がいて動かしています。羽を広げるのは人力で、羽の根本の部分は機械で動かして、人がケガをしないように動いています。衣装を鶴にしたのは、今回母がテーマの歌なので、身を粉にして働き、子に愛情を注ぐ母の姿は“鶴”と重なると思い決定しました。今までの紅白の中で小林自身が一番動く衣装なので、歌うには最悪の条件なんですよ。鶴と一緒に動いているので」と衣装制作の経緯などを語った。
実際にその衣装で歌った小林は「確かに歌いづらい状況ではありますけど、歌っていてとても気持ちがよく、(動くことで)情景が変わっていく感じが歌にぴったりだと思いました」と振り返った。また、揺れながら羽を広げて歌うことについて「上から羽を見ることになるんですけど、気持ちいいです(笑)。なんとも言えない気持ちで、初めて試験的に乗ったときはもう涙が出ました。仕上がりには十分満足しています」と歌った本人しか味わえない気持ちを表現。最後に記者から「これは衣装ですよね?」と聞かれると、「あくまでも衣装です。セットではありません(笑)」ときっぱり。ことしも豪華な“小林幸子の衣装”が紅白を盛り上げる。本番では白組・福山雅治の歌唱のあとに登場する。
12月31日(金)夜7:30-11:45 NHK総合で放送
※夜9.25-9.30に中断してニュースあり