犬飼「白石さんとは、お話させていただきたかった」
――お互いの印象はいかがでしょうか?
犬飼:共演シーンがあまりなくて、お互いが絡むというシーンはないんですが、元々、白石さんは「仮面ライダー」の先輩でもありますし、今回、初めて同じ作品に出演させていただいて、作品を通じていろいろお話しさせていただきたいなと思っていました。話し掛けたらすごくフランクに話してくださって、優しい方だなという印象です。
白石:クランクインしてまだまだ日が浅い中で、すぐに声を掛けてもらうのはすごくうれしかったんですが、年下の役者さんとどう接していけばいいんだろうと言うのがなかなか難しい部分でもありました。
犬飼君がすぐに話し掛けて距離を詰めてくれる方だったので、仲良くなれそうだなと思っています。
――主演の朝比奈さんの印象はいかがでしたか?
犬飼:今回が初共演だったんですが、すごくフランクにしてくれる方で、現場になじみやすくしてくれるという印象の方でしたね。
僕が徳島出身で、朝比奈さんが兵庫の淡路島出身だったので、結構出身地トークで盛り上がれて、本当に優しい方です。なんかまた僕、同じこと言ってますね(笑)。
役どころとしては恋人の役なんですが、そこまでベタベタな恋人同士というよりは、友だち感の強い恋人なので、現場でも2人で話し合いながら関係をつくっていってます。
白石:過去に共演したことはあったんですが、ここまでがっつりと共演シーンがあるのはこの作品が初めてでした。印象としては元気な子で、本当に彼女がいるだけで現場が明るくなるような、すてきな方です。
――現場でのエピソードはありますか?
犬飼:関西空港での撮影を行っている時に、皆さんちゃんと制服を着て撮影しているんですが、僕は和菓子職人の格好だったんで、スタッフさんと一緒になって小芝居しながら、周りの一般の人たちに紛れながら撮影を見てました。
白石:なんか分からないんですが、朝比奈さんがあまり僕と距離を詰めたがらないんですよ(笑)。
「名前なんと呼び合おうか?」となった時に、僕は最初、下の名前で呼んでたんですけど、「ちょっとやめてほしい」と断られて、名字で呼んだら「それもやめてほしい」と断られたんですよ(笑)。
向こうも僕を呼ぶとき「香月さん」って役名で呼んでくるんです。作品ではそんな距離感にならないように頑張ります。
――意気込みやメッセージをお願いします
犬飼:この作品は、航空業界を本当に細かいところまで描いているので、いろいろな方にLCCというものを知っていただきたいです。
そして、夢に向かって頑張っている登場人物たちに、共感だったり、勇気を与えられればなと思っています。
白石:ディスパッチャーなど、これまでの航空業界を描いた作品には登場しなかったような職種が出てくるので、飛行機好きの方々にもまた新たな航空業界の一面を見せられると思います。
そして、作品のテーマは、誰もが抱えるようなお仕事での悩みや恋愛に関する悩みということで、いろいろな方に共感してもらえるかなと思っています。