みんなで作り上げたMVになっていると思います(石田)
――そんな船上劇場で3rdシングル「大好きな人」のMVを撮ったとお聞きしました。撮影はいかがだったでしょうか?
石田:「風を待つ」のカップリング曲「出航」は、改造工事中の船上劇場でMV撮影をしていたんですけど、今回は完成したSTU48号での撮影だったので、ぜひ見比べてもらいたいなと思います。
ファンの方たちにエキストラとして参加していただいたんですけど、エキストラの方たちにもダンスの振り付けがあったんです。私たちの振り付けの中に“波”をつくる振りがあるんですけど、ファンの方たちの動きも波みたいになっていて、メンバーとファンの方たちで合わせて1つというか、みんなで作り上げたMVになっていると思います。
ファンの方たちはその日来てすぐにダンスの先生に振り付けをしてもらっていたんですけど、皆さんアイドルかと思うくらい覚えが早くて(笑)、すごくスムーズに撮影できました。
今村:普段立っているステージで踊っているシーンがあるんですけど、そこでは実際にエキストラの皆さんが客席でペンライトを振ってくださっているので、私たちの普段のアイドル像というか、公演をしている姿がそのままMVになっているようでした。不思議だったけど、すごくいいなって思いました。
――MVについて話していただきましたが、楽曲そのものについてはいかがでしょうか?
瀧野:今回のシングルはSTU48初の夏曲ということで、メロディーが明るくてキラキラしているんですけど、歌詞はすごく切ないんです。“好きな人に幸せになってほしくて、そのために涙を流しながら背中を押してあげる”という内容になっています。
私たちも一緒に頑張ってきた仲間が夢に向かって卒業していくときに、寂しさもあるけど背中を押してあげなきゃいけないって思うので、そんなところに重なるのかなって思っています。
――福田さんは課外活動ユニット「勝手に!四国観光大使」が歌うカップリング曲「海の色を知っているか?」ではユニットリーダーとして参加していますが、こちらはどんな曲になっているのでしょうか?
福田:四国を愛するメンバーが集まったユニットで、曲調は四国ののどかな風景が思い浮かぶような感じになっています。歌詞に「四国」って入っていたり、MVで愛媛にあるミカンジュースが出る蛇口を再現したり、香川出身メンバーでうどんをゆでたりしているので、私たちにしか歌えない曲になっているんじゃないかなって思いました。
「勝手に!四国観光大使」メンバーの優しい空気感が伝わるMVになっていますし、他のユニットのメンバーも冒頭で映っていたりするので、“課外活動”のユニットを皆さんに知っていただく機会になればと思います。