今度の昼ドラ名物料理は、女の執念たっぷり“愛の歴史ケーキ”!!
「真珠夫人」「牡丹と薔薇」を手がけた中島丈博脚本の現在、フジテレビ系で放送されている「さくら心中」に、2月中旬から新たなキャラクターを林丹丹、真山明大、佐野和真、中澤裕子が演じることが、同ドラマを制作する東海テレビから発表された。
現在放送中の同ドラマは、飛騨高山の街並みと造り酒屋を舞台に、純愛を徹底的に描いた“切なくも狂おしい”愛の物語となっている。昭和50年、春、高山でいさみ酒造を営む宗形家の養女・桜子(笛木優子)は、樹齢千年ともいわれる桜の木の下で、蔵人の比呂人(徳山秀典)と運命的な出会いを果たす。だが、そんな二人を引き裂くように、郁造(村井国夫)が遺した莫大な借金のカタとして桜子は、飛騨地方一の高利貸しを営む唯幸(神保悟志)の息子・雄一(大熊啓誉)と結婚。しかし、桜子のおなかにはただ一度愛の契りを交わした比呂人の子供がすでに宿っていた。やがて、桜子は女児・さくらを産むが、それは周囲の人々の人生を波乱にとんだものにする。数年後、衝撃の再開を果たした桜子と比呂人は欄漫の夜桜の下、ある決意をする。
物語は純愛から愛憎へ。今後の展開でドロドロの中島ワールドを彩る新キャストが登場する。13歳になった桜子と比呂人の娘・さくらを演じるのは、林丹丹。雄一と前妻の子供で21歳に成長した櫛山健を真山が、貧しい農家・押川家の養子・押川陸雄を佐野がそれぞれ演じる。そして、今後の物語の鍵を握る、激しい愛の女・高倉明美を中澤が演じる。明美は、桜子の前に突然現れ、比呂人を巡る女と女の闘いを繰り広げることとなる。
かつて、ドラマ「真珠夫人」(‘02年フジテレビ系)では瑠璃子(横山めぐみ)の元婚約者・直也(葛山信吾)と結婚した登美子(森下涼子)が、瑠璃子を忘れない夫を恨むあまり、夕食にコロッケと称してたわしを出した”たわしコロッケ”を、ドラマ「牡丹と薔薇」(‘04年フジテレビ系)では香世(小沢真珠)がぼたん(大河内奈々子)と浮気をする清原由岐雄(西村和彦)へ牛皮財布にソースをかけて出した“財布ステーキ”の料理が話題となった。それらを上回る料理として、「さくら心中」では新キャラ・明美が、女の執念で作り上げた”愛の歴史ケーキ”が登場するのも見どころになりそうだ。
毎週月~金曜日 昼1:30~2:00 フジテレビ系