永作博美、主演舞台開幕に「生きることの難解さも素直に伝えられたら」
8月9日(金)より永作博美主演舞台「人形の家PART2」(東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAほか)が開幕する。それに先駆け、8月8日に囲み取材&公開フォトコールが行われた。
アメリカの劇作家ルーカス・ナスが2017年に発表した本作は、ヘンリック・イプセンの「人形の家」を下敷きに、主人公のノラが家を飛び出した15年後を描いている。
ノラ役を永作、ノラの夫であるトルヴァル役を山崎一、ノラに相対する娘のエミー役を那須凜、そして、乳母アンネ・マリー役を梅沢昌代が務める。
永作博美コメント
私は約3年ぶりの舞台で、また舞台ができるんだという楽しみが大きいですね。いくつかお芝居をさせていただきましたが、この作品は、少し難しいお芝居かもしれません。ですが、人間と人間のぶつかり合いや人が生きることの難解さも皆さまに素直に伝えられたらいいなと思います。
「人形の家PART2」は「人形の家」という作品で出て行ったノラが15年ぶりに帰って来るところから始まります。「人形の家」をご存知ない方でも、何の先入観も持たずに見てほしいです。
演出家含め私たち全員が、本当に素晴しい演劇ができたと感じているので、新しい感覚、新しい演劇、新しい想い、新しい感情をぜひ見にきていただけたらと思います。
山崎一コメント
この作品は、一対一の対話劇となっていているので、人と人の対話が少なくなってきている今、ぜひ見にきていただいて、見終わった後には夫婦や家族と話し合っていただけたらうれしいですね。
那須凜コメント
家族のお話で、私は15年間母と会ったことがない娘を演じますが、そういう母と娘はどういうやり取りをするんだろうと皆さんに想像して見ていただけたらうれしいです。
自分の事が分かっているようで本当は分からない4人がぶつかり合いながら、次のステップに進んでいきます。ノラたちが本当は何を考えているのか、考えながら見ていただけるとうれしいです。
梅沢昌代コメント
演じるのに本当に集中力のいるお芝居で、みんな毎日受験生のように、稽古場で朝早くから夜遅くまで、それぞれの予習復習をやり続けてきましたので、きっと良い舞台になると思います。
私はこれまで50年近くお芝居をやってきましたが、いちばん頭を使っているような気がします。毎日ぐったりしています(笑)。
恋愛観、結婚観、社会観とそれぞれに焦点をあてて考えていただけたら、面白いと思います。
作:ルーカス・ナス
演出:栗山民也
出演:永作博美、山崎一、那須凜、梅沢昌代
【東京公演】8月9日(金)~9月1日(日) 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
【北九州公演】9月6日(金)~7日(土) 北九州芸術劇場中劇場
【富山公演】9月11日(水) 富山県民会館ホール
【京都公演】9月14日(土)~16日(月・祝) ロームシアター京都サウスホール
【宮崎公演】9月20日(金) メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)・演劇ホール
【豊橋公演】9月23日(月・祝) 穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール
【仙台公演】9月26日(木) 18:30開演 電力ホール