松坂桃李、10年後の未来を想像「さすがに結婚はしているでしょう」
実は、ホラーが苦手
――これから先、出演する作品の方向性は決めたりしていますか。
方向性は正直、固める必要はないかなと思っています。自分の中では、40代のために、ここから先の10年間をやっていきたいと思っているので、こういう素敵なアニメーション作品も含めてバランスよく喜劇やサスペンスなどをやっていきたいですね。でもホラー作品は苦手なので出ることはありませんね。怖いのは苦手なんです(笑)。
――ファンに向けて一言お願いします。
この作品の楽しみ方は年齢層によって分かれると思います。童心に帰るワクワク感や純粋な気持ちを取り戻すきっかけにもなれると思いますし、壮大なラブストーリーとしても楽しめますし、映像だけでも楽しめます。さらに音楽好きな方たちにも満足してもらえると思います。
なぜなら一人のアーティストが様々な音楽を作っていくのではなく、いろいろなアーティストが集まり、シーンごとに音楽という色をつけていくという新しい試みのアニメーション映画だからです。そして何より伊藤監督のオリジナルの世界観、つまり妄想を具現化したような、びっくり玉手箱の部分もあります。そんな幕の内弁当のような作品なので、いろいろな楽しみ方で味わっていただきたいです。
まつざか・とおり●1988年生まれ、神奈川県出身。2009年、特撮ドラマ「侍戦隊シンケンジャー」で俳優デビュー。主な出演作は「日本のいちばん長い日」(2015)、「キセキ -あの日のソビト-」(2017)、「娼年」(2017)、「不能犯」(2018)、「孤狼の血」(2018)、「新聞記者」(2019)などがある。公開待機作に「蜜蜂と遠雷」(2019年10月4日(金)公開予定)。