南「結構暴走したりして(笑)」
――劇中では、未来を軸にちょっと“面倒くさい”青春が描かれますね。
未来は友達がいない女の子だったので、周りとの距離感みたいなものがあまり分かっていないんです。だから、結構暴走したりして(笑)。ナノカ(原菜乃華)ちゃんとの関係も演じながらもどかしさを感じていました。
――未来はウクレレを弾きながら歌う不思議な少女・小雨(西山小雨)とも出会いますが、ナノカと一緒にいる時と演じ方を変えたりしたんですか?
特に意識することはありませんでした。未来にとってナノカちゃんは“神様”みたいな存在なんです。
――ナノカに対して「後光が…」という未来のセリフがありました(笑)。
そうです、そうです(笑)。距離感をうまく取ることができていないんですけど、ナノカちゃんのことをすごく“称えて”いるんです。そういう気持ちを大切にしながら演じていました。
――小雨ちゃんは、どんな存在?
ハッピーオーラがにじみ出ていて、いい意味で周りを巻き込んでくれるような存在。そんな感じが、すごく楽しかったです。
――西山小雨さんが、劇中で披露している歌もすてきですね。
何度聴いても感動します。今回、共演したことがきっかけとなって小雨さんのライブに何度かお邪魔することができました。私は「未来へ」が大好き。
小雨さんの明るさとかわいらしさ、そしてどこか切ない感じがギュッと詰まっているすてきな曲だなと思っています。
――未来はかわいい服を着ると心が弾んでいましたけど、南さんは何をやっている時が一番楽しいですか?
本を読んだり、アニメを見ている時です。最近読んだ小説は辻村深月さんの「盲目的な恋と友情」。ものすごく衝撃を受けて、ちょっと引きずっています(笑)。
――映画のタイトルに“ファンデーション”というワードが入っていますけど、南さん流のメイク法は?
ファンデーションは、あまり使いません(笑)。リップは必ず持ち歩いています。
最近はオレンジメイクが好きで、リップもそうですし、シャドウやチークもオレンジ色にしたりとか。白のアイライナーにもハマっています。
――アイライナーは、その日の気分によって変えたりするんですか?
いつもブラウンを使っているんですけど、少しリフレッシュしたいなと思ったり、気分を上げたい時に白やピンクなどの違う色にすることがあります。
――まだまだ暑い日が続きますけど、夏の美容法は?
私はすごく日焼けしやすいタイプ。日傘は絶対欠かせません。外にいる時は2時間に1回、日焼け止めを塗り直します。
あと、結構長い時間歩いたりすることがあるので手袋も大事。毎年、夏はホントに大変です(笑)。