音楽通のオバマ元大統領が“夏の終わりのプレイリスト”を公開! ロック、ヒップホップ、レゲエなど、センス抜群の選曲!?
アメリカのバラク・オバマ前大統領が、夏ちなんだ自身のお気に入り曲をまとめたプレイリスト「The Obama’s Summer Favorites」を、音楽ストリーミングサービス「Spotify」にて公開した。
これまでも2012年の大統領選挙キャンペーンや大統領就任式、家族での休暇やミシェル夫人へのバレンタインなど、ことあるごとにプレイリストを作成、発表してきたオバマ元大統領。
往年の名曲や特定のジャンルに傾ることなく、最新のヒット曲やトレンドも敏感に反応し取り上げる音楽通ぶりは、長年にわたり批評家からも称賛を受けてきたほど。発表されるたびに大きな話題を集めている。
夏の終わりが見え始めるこの時期に発表した今回のプレイリストは、その名も「The Obama’s Summer Favorites」。ロックンロールにR&B、ヒップホップと幅広いジャンルから、文字通り夏を感じるナンバーがピックアップされた。
気になるプレイリスト解説! センスあふれる楽曲の連発に思わずもん絶!?
セットリストは、昨年各種音楽ストリーミングサイトの記録を塗り替えた“ラップ界のスーパースター”ドレイクとリアーナがコラボレーションした「Too Good」からスタート。続いてフィリー・ソウルの名曲として知られるThe Spinners「I’ll be Around.」を選曲。
さらに、ことし公開の映画「ライオン・キング」にインスパイアされたビヨンセのアルバム『The Lion King: The Gift』から、JAY-Z、チャイルディッシュ・ガンビーノらとコラボした「MOOD 4 EVA」と、アメリカの若者も思わずうなるであろう楽曲が続く。
その後はスティーリー・ダンやテレンス・トレント・ダービー、ヴァン・モリソンなど、今の時代なかなか自分からはリーチしづらいアーティストにも目配せの効いたさすがのチョイス。キュレーション的な役割にも自覚的な様子が垣間見える。
他にも、ヒットチャートをにぎわせたショーン・メンデスとカミラ・カベロによるラテンポップ「Señorita」、王道のロック代表としてThe Rolling Stones「Happy」、Toots and the Maytalsのレゲエクラシック「54-46 Was My Number」など、まさしくジャンルレスな並びに。
そして、ラストはQ-TIPがディアンジェロとコラボした「Believe」から、同じくQ-TIPが所属したA Tribe Called Questの「Can I Kick It」で締めくくるという見事な流れ。
ジャズにインスパイアされたヒップホップの名曲として、時代を超えて愛されるこの曲。注意深く聞いていると、「Believe」の終盤から似たようなコードストロークが後ろで鳴っているという、あまりにオシャレな繋ぎにもん絶必至だ。
これ以外にも、オバマ前大統領がチョイスした楽曲をまとめたプレイリストが多数存在するので、気になる人はそちらもチェックしてみよう。
https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DWSnWpuB1FNVp