山田涼介主演のドラマ「セミオトコ」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)が、いよいよ9月13日(金)に最終回を迎える。
同ドラマは、羽化したセミが人間の姿となった、セミオ(山田)とさえないアラサー女子・由香(木南晴夏)による7日間だけの奇跡のラブストーリー。岡田惠和のオリジナル脚本で、都心から少し離れた郊外にあるアパート“うつせみ荘”を舞台に、個性豊かな住人たちの物語が展開する。
うつせみ荘の住人の一人で、セミオと出会い、恋をするまではさえない人生を送っていた由香は、突拍子もない行動をとるセミオに振り回されながらも楽しい日々を送っていた。
第7話(9月6日放送)では、セミオとともに由香が楽しくデートをして過ごすシーンから、セミオに確実に迫っている命の期限を感じさせる展開に。
そんな、ドラマ「セミオトコ」の最終回を前に、木南にインタビューを実施。
これまでの撮影の振り返りや、山田をはじめ、うつせみ荘の住人たちを演じた共演者たちについて語ってもらった。
木南晴夏「こんなにキャストの方たちと仲良くさせていただいた現場というのは、想像以上」
――いよいよ最終回が放送されますが、最終話の撮影はいかがでしたか?
クランクアップ(取材当日)も本当にいつもと変わらない雰囲気でしたし、日常シーンも多くて、まだまだ最終話という実感が沸かないというのが今の気持ちですね。
後半は、すごく悲しい雰囲気の撮影が続いていて、台本を読んだだけで涙が止まらなくて、もう7話までは自分の顔がげっそりしていくくらいでした。けっこう精神的につらかったです。
最終話も悲しい展開はあるのですが、その中に希望を持てる展開がたくさんあって、楽しみにされている方には、ぜひ最後までちゃんと見ていただきたいと思います。
――由香というキャラクターを演じていくうえで、意識していたことはありますか?
岡田さんの書く台本は、おかゆちゃん(由香)の感情の描写だったり、過去の経験を本当に細かく書いてくださいますし、おかゆちゃん自身が感情をすぐ口に出す女の子だったので、私自身としては迷いなく演じられました。
――これまでの撮影を振り返って印象的だったエピソードはありますか?
クランクインのときから、プロデューサーが「流しそうめんをやりたい。もう竹も準備してある」とおっしゃっていて、キャストのみんなで「いつなんだろう?」とずっと話していました。
まさか最終日まで引っ張るとは思っていなかったんですが、それがきちんと実現できてよかったです(笑)。
――作中では、うつせみ荘の住人たちが集まって仲良く食事をするシーンが印象的でしたね。
うつせみ荘の住人たちって年代がすごくバラバラな人たちが集まっているのですが、バラバラだからこそバランスがすごくいいと感じます。
会話の幅も広いですし、ジャンルも多種多様で、撮影の合間でも本当に皆さん仲良くしています。
いつも、阿川(佐和子)さんが、話のタネをまいてくれて、それをきっかけに北村(有起哉)さんとか、やつい(いちろう)さんが広げてくれるんです。
キャストの皆さん、おしゃべりが大好きな方たちが集まっているので、おしゃべりするのがすごく楽しいです。
1話の台本をいただいたときから、「どんな撮影になるのだろう」と、うつせみ荘のみんなに会うのを本当に楽しみにしていたので、あらためてクランクアップを迎えて、こんなにキャストの方たちと仲良くさせていただいた現場というのは、想像以上でした。