ザテレビジョンのための描きおろしイラストも披露! 芸人・本多修の新たな笑いの表現「パラデル漫画」とは?<インタビュー>
ぱらおとぱらみがそこにいるだけで、パラデル漫画の世界観が成立するようになった
――その「紙に描いた絵の人をいじめてたらめっちゃ怒ってきた」の“紙に描いた絵の人”が、ぱらおの原型となっているわけですね。やがて女の子のぱらみも生まれて、ぱらおとぱらみは、出番が増えるたびにどんどんかわいくなっていきましたよね(笑)。
本多修:ぱらおの原型は、実は一番最初の「踊ってみた」から出てるんですけど、当時は5頭身くらいで、あんまりかわいくなかったんです。でも、今のぱらおとぱらみは2頭身くらいで、ただ転ぶだけでもかわいいんですよ(笑)。僕自身も愛着が湧いてきて、ストーリー上では転ぶ必要はないのに、かわいいから転ばせちゃおう、っていうこともよくあります(笑)。
――かわいいのはもちろんですが、やはり何よりも“現実の世界に飛び出てくる”というアイデアが秀逸ですよね。
本多:ありがとうございます。実は最初の頃、「次はこういう飛び出し方をさせよう」と思って、いろいろ工夫していたんですけど、飛び出し方のバリエーションだけを見せていたら、すぐに天井が来て飽きられちゃうなと思ったんですよね。でもそこに、ぱらおとぱらみというかわいらしいキャラをポンと置いたときに、飛び出し方とか技術的なところが、そこまで気にならなくなったというか。ぱらおとぱらみがそこにいるだけで、パラデル漫画っていう一つの世界観が成立するようになったので、そういう意味でも、ぱらおとぱらみの存在は大きいのかなと思います。パラデル漫画を広く知ってもらう上でも、愛すべきキャラクターがいた方が効果的だと思いますし。
――ぱらおとぱらみがいるおかげで、ネタも考えやすくなったと。
本多:はい、それはだいぶありますね。「ぱらおとぱらみだったら、こう動くよな」みたいな。
――ちなみに、ぱらおとぱらみ以外に、キャラクターを増やす予定はありますか?
本多:インスタとかツイッターで、ちっちゃい「ミニぱらお」と「ミニぱらみ」っていうのを描いてるんです。でも、自分で考えておいて何ですけど、これがかなり描くのが大変で。だから、ミニぱらおとミニぱらみは、今後あんまり出てこないと思います(笑)。いろんな新しいキャラを入れたいなと思ってはいるんですけど、やっぱり大変なんですよねぇ。
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